第16話:ディーネビー

チャプタ―1

ここは、館である。

「輝。測定器を買ってきてくれ。」

「理解りました。」

俺は、秋葉原へ向かった。

チャプタ―2

その頃、油季は、館山市で魚介類を買っていた。

「後は、野菜だけね。」

油季は、バスに乗って、君津市へ向かった。

「腹ごしらえしてからにしよう。」

チャプタ―3

べデンは、文京区で、ライベン獣の材料を探していた。

「来る場所を間違えたみたいだな。ラーメンを食べてから行くか。

 ふっ。」

べデンは、街を歩いている人々に寒っと思われた。

「格好つけて、何が悪い。ライカン兵。」

べデンは、十体もの見習いライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「このまま、千代田区へ進め。」

「キエーッ。」

べデンは、見習いライカン兵達に、街を破壊させながら、千代田区へ

向かった。

チャプタ―4

俺は、測定器を買ってから、外へ出た。

そこへ、べデンがやって来た。

「お前は、べデン。」

「あの執事か。相手をしている暇は無い。見習いライカン兵。」

「キエーッ。」

「変身するまでもありませんね。はーっ。」

俺は、拳や蹴りで、見習いライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

「測定器か。これは、使えそうだ。」

べデンは、測定器を持って、消えるように去って行った。

「しまった。測定器を盗まれた。」

チャプタ―5

ここは、君津市である。

油季は、君津駅で内房線に乗って、蘇我へ向かっていた。

「御曹司は、野菜が苦手だったっけ。」

べデンは、美浜区の変電所に居た。

「クククッ。出でよ、ライベン獣。「ライベンエレクト。」」

べデンは、ライベン獣ライベンエレクトを召喚した。

「御命令を。」

「この辺り一面を破壊しろ。」

「仰せのままに。」

ライベンエレクトは、電流を吸収し始めた。

「あれ、停まった? あの怪人は。輝を呼ぼう。」

油季は、スマホで俺に連絡した。

「理解りました。そこで、待っていて下さい。」

チャプタ―6

俺は、手段が思いつかなかった。

「どうすれば、早くたどり着けるか・・・。」

そこへ、一台のスクーターがやって来た。

「輝。初めまして。ディーネビーだ。早く乗ってくれ。」

「わ、理解った。」

俺は、ディーネビーに乗って、美浜区へ向かった。

チャプタ―7

その頃、油季は、見習いライカン兵達と戦っていた。

「はーっ。でやーっ。」

「キエーッ。」

「やるな、貴様。生かしては、帰さん。」

ライベンエレクトが、油季に襲い掛かろうとしたその時、

俺は、ディーネビーで体当たりをした。

「ウワーッ。」

「油季どの。早くここを去って下さい。」

「輝。気を付けてね。」

油季は、走りながら去って行った。

「ディーネチェンジ。」

俺は、画龍執事 輝に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」

チャプタ―8

「クククッ。雷幻衝。」

ライベンエレクトは、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

「クククッ。痺れ尽きてしまえ。」

その時、俺は、ある事を思い出した。

「(そうだ。水のある場所まで行けば・・・。)」

「何を考えている?」

「ライベン獣、こっちだ。」

俺は、ディーネビーに乗って、千葉港へ向かった。

「輝。しっかり捕まっていろ。」

「それくらいなら、簡単でございます。」

「ま、待ってってーの。」

俺を追い掛けて来たライベンエレクトは、勢いが良過ぎて、

千葉港へ着水した。

「ん、気持ち良い。げっ、水中じゃねえかーーーっ。」

ライベンエレクトは、爆発して消え去った。

「またのお越しを。」

チャプタ―9

そこへ、レイドがやって来た。

「仕方ねえな。歪んだ反射。」

レイドは、ライベンエレクトを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ディーネラーテル。」

俺は、召喚したディーネラーテルに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、召喚したディーネラーテルを人型に変形させた。

「ディーネフリート。」

チャプタ―10

ライベンエレクトは、八千代市へ瞬間移動した。

「瞬間移動出来るとは、知りませんでした。」

「輝。奴を印旛沼まで、押そう。」

「理解りました。行きましょう。」

ディーネフリートは、全速力で、ライベンエレクトに突撃して、

体当たりを喰らわせた。

「ウワーッ。あ、危ねえな。おりゃーっ。」

ライベンエレクトは、配線で、ディーネフリートを縛り上げた。

「喰らえ。雷幻衝。おりゃーっ。」

ライベンエレクトは、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。凄い電圧ですね。」

「輝。行けるか?」

「何のこれしき。ディーネファング。」

ディーネフリートは、右手にディーネファングを装着した。

「拳幻衝。ディーネシャルフドライブ。」

ディーネフリートは、ライベンエレクトに拳を決めた。

「ギャーッ。」

ライベンエレクトは、爆発して消え去った。

チャプタ―11

ここは、キエーレビルの屋上である。

「もうすぐだ。もうすぐで、悪のヒーローを召喚出来る。」

「それって、危険なのでは?」

「気にするな、クリム。それ程でもない。」

歪は、不気味に笑い過ぎて、むせた。

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