第15話:ディーネフリート

チャプタ―1

ここは、館である。

「御曹司も、早く自覚してくれれば。」

「何の話?」

「いや、まだ、油季どのには・・・。」

「御曹司から貰った手帳は?」

「このブレスが、手帳でございます。」

「輝。もしかして、ふざけてる?」

「そんな事は、ございません。」

チャプタ―2

ここは、市原バイパスである。

そこには、べデンが居た。

「何か良い物は、と。」

べデンは、カーブミラーを見て、笑った。

「こいつは、使えそうだ。見習いライカン兵。」

べデンは、十体もの見習いライカン兵を召喚して、街中のカーブミラーを

回収させた。

「キエーッ。」

「これだけあれば、充分だ。」

チャプタ―3

ここは、京葉ふ頭である。

そこには、クリヒが居た。

「ここの何処かに伝説の獣が眠っているのね。フフフッ。」

クリヒは、幻衝力を使って、捜し始めた。

「東京湾の中? 潜ってみよう。」

クリヒは、東京湾の中へ向かった。

チャプタ―4

ここは、館である。

俺は、ツナ缶を食べていた。

ちなみに、365日、毎食、おやつもツナ缶だ。

そこへ、御曹司こと、斗注下 遮がやって来た。

「輝。また、ツナ缶か?」

「はい。毎日でございます。」

「よく、おかしくならないな。」

「いえ、子供の時からでして。」

「それなら、良い。」

チャプタ―5

その頃、レイドは、キエーレビルの近くの百貨店で

ラーメンを食べていた。

「うまいな、いつ食べても。ふーっ。さてと、次は、何処へ。」

レイドは、支払いを済ませてから、キエーレビルの屋上へ戻った。

「惑星型巨大獣帝でも、来ねえかな。」

そこへ、歪がやって来た。

「レイド。それは、的中しているぞ。」

「それじゃ、どれくらいで?」

「それは、私にも理解らん。」

チャプタ―6

ここは、柏市である。

そこには、べデンと十体もの見習いライカン兵が居た。

「クククッ。ここにするとしよう。いでよ、ライベン獣

 「ライベンカーブミラー。」

すると、そこへ、ライベン獣ライベンカーブミラーが出現した。

「何でございましょう?」

「街を破壊しろ。」

「容易い御用です。」

チャプタ―7

俺は、電車の乗り心地を調べていた。

「御曹司のお気に入りの椅子は、しなやかで柔らかくて、

 冷たい椅子だ。」

そうこうしているうちに、俺は、柏市へ辿り着いた。

「とりあえず、降りるとしよう。」

俺は、駅に降りて、外へ出た。

「ウワーッ。キャーッ。」

「あいつは、ライベン獣?」

俺は、ライベンカーブミラーの元へ向かった。

チャプタ―8

「良いぞ、良いぞ。ライベンカーブミラー。」

「任せて下さい。」

「ウワーッ。キャーッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「そこまでです、ライベン獣。ディーネチェンジ。」

俺は、画龍執事 輝に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を宥める執事。画龍執事 輝。お相手願います。」

「見習いライカン兵ども、やってしまえ。」

「キエーッ。」

「ディーネブラスター。シュート。」

俺は、見習いライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―9

「ライベンカーブミラー。あいつを倒せ。」

「仰せのままに。」

べデンは、消えるように去って行った。

「クククッ。炎幻衝。」

ライベンカーブミラーは、炎を想像して術を放った。

「ウワーッ。熱い。ディーネブラスター。狙幻衝。シュート。」

俺は、命中率を上げて、ライベンカーブミラーを狙撃したが、

跳ね返った。

「ウワーッ。」

「へへへーん。俺は、常に反射状態なのさ。」

「そういう事でございましたか。ディーネクロー。」

俺は、ディーネクローを右手に装着してから、ライベンカーブミラーを

裂きまくった。

「ヌオワーッ。お、俺の鏡が・・・。」

「斬幻衝。ディーネシャルフパイニッシャ―。」

俺は、ライベンカーブミラーを一刀両断した。

「またのお越しを。」

「ギャーッ。」

ライベンカーブミラーは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

そこへ、レイドがやって来た。

「良くやるな、全く。歪んだ反射。」

レイドは、ライベンカーブミラーを蘇生し巨大化させて、

松戸市に出現させた。

「グオーッ。」

「どうすれば、良いんだ?」

そこへ、遮がやって来た。

「輝。私のペットを使え。」

「御曹司。よろしいのですか?」

「ああ。名前は、お前に任せる。」

「理解りました。では。「ディーネラーテル。」」

俺は、遮のペット、ディーネラーテルを召喚してから、飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、召喚したディーネラーテルを人型に変形させた。

「ディーネフリート。」

チャプタ―11

「喰らえ。炎幻衝。」

ライベンカーブミラーは、炎を想像して術を放った。

「ウワーッ。ですが、ひるむ訳には、いきません。」

「輝。ディーネファングを使え。」

「理解りました。ディーネファング。」

ディーネフリートは、ディーネファングを右手に装着した。

「そんな物が効くか。眩幻衝。」

ライベンカーブミラーは、眩しさを想像して盲目状態にしようとしたが、

無意味だった。

「あ、あれ、何どぅえ?」

「拳幻衝。ディーネシャルフドライブ。」

ディーネフリートは、ライベンカーブミラーに拳を決めた。

「ギャーッ。」

ライベンカーブミラーは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、キエーレビルの屋上である。

「クククッ。あいつらを呼び出せる。」

そこへ、クリヒがやって来た。

「その任務は、このクリヒにお任せを。」

「もう少し待て。」

「仰せのままに。」

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