アーク刑事 激フレンズ ＳＥＡＳＯＮ４

第13話：疾風検事

チャプタ―１

ここは、署である。

俺は、いつもどおり、フライドチキンを食べていた。

「残るは、レイドとマニフェストだけだな。」

そこへ、脱事と付がやって来た。

「レイドを逮捕するのは、俺達に任せてくれ。」

「署は、マニフェストを倒して。」

「それは、遠慮しておく。」

俺は、スタットエーに乗って東京駅へ向かった。

チャプタ―２

その頃、レイドは、キエーレビルの屋上に居た。

「マニフェスト様。アプブルックとアンチレットタイガー改が敗れました。」

「心配するな。そんな事くらい、予想済みだ。」

「な、何ですと？」

「レイド。護衛でもしていろ。」

「仰せのままに。」

レイドは、消えるように去って行った。

チャプタ―３

俺は、地下鉄月虹線に乗って、破斬　照駅へ向かっていた。

「もうすぐ、着くな。」

月虹線は、いきなり停車した。

「ん、何か起きたのか？」

そこへ、レイドがやって来た。

「署。この先へは、行かせん。」

「お前は、レイド。スタットチェンジ。」

俺は、疾風検事　署に変身した。

「な、何者だ？」

「破壊を叩く検事。疾風検事　署。レイドへリッド。お前を逮捕する。」

「クククッ。アンチレット兵。」

レイドは、十体ものアンチレット兵を召喚した。

「キエーッ。」

「スタットブラスター。狙幻衝。シュート。」

俺は、アンチレット兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―４

「クククッ。署。俺を倒しても、無意味だぞ？」

「そんな事は、無い。おとなしく、出頭しろ。」

「嫌だね。邪幻衝。」

レイドは、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。それなら、倒すまでだ。」

「させるか。雷幻衝。」

レイドは、雷を想像して術を放った。

「スタットソード。反幻衝。スタットリフレクト。」

俺は、術を跳ね返した。

「ウワーッ。て、てめえ。」

「レイド。観念するんだ。」

「するかってーの。へへへっ。煙幻衝。」

レイドは、煙を発生させてから、消えるように去って行った。

「目くらましか。先を急ごう。」

俺は、走って、キエーレビルへ向かった。

チャプタ―５

ここは、カイパーベルトである。

「もうすぐ、君臨出来る。フハハハーッ。」

マニフェストは、地球と火星の間へ向かった。

「ここが、地球か。しばらく、休もう。」

マニフェストは、自転を開始した。

チャプタ―６

俺は、キエーレビルへ辿り着いた。

「どうやら、誰も居ないらしい。」

俺は、奥へと、進んで行った。

やがて、俺は、屋上へ辿り着いた。

「あいつが、マニフェスト？　地球の外か。スタットチェンジ。」

俺は、疾風検事　署に変身した。

「でも、どうやって、行けば、良いんだ？」

そこへ、スタットタイガーがやって来て、人型に変形した。

「署。一緒に行こう。」

「もしかして、行けるのか？」

「ああ。それくらい、たやすい事だ。」

俺が、スタットフリートへ飛び乗ると、スタットフリートは、

地球の外へ向かった。

チャプタ―７

ここは、池袋である。

脱事と付は、アンチレット兵の大群と戦っていた。

「キエーッ。」

「いくら倒しても、きりが無いな。」

「でも、戦い続けるしかない。」

脱事と付は、拳や蹴りで、次々とアンチレット兵達を倒していった。

「でやーっ。」

「はーっ。」

「キエーッ。」

チャプタ―８

俺は、マニフェストの元へ辿り着いた。

「もしかして、あの天体が、マニフェスト？」

「そうだ。あいつが、惑星型巨大獣帝マニフェストだ。」

「クククッ。良く来たな。疾風検事　署。我が名は、惑星型巨大獣帝

　マニフェスト。元正義の味方である。さあ、我と共に、崩壊しようではないか。」

「おあいにく、そんな要件は、のめないんでね。」

「マニフェスト。お前を倒す。」

「愚かな者どもめ。ならば、御望み通り、滅ぼして進ぜよう。」

マニフェストは、破壊の波動を放った。

「ウワーッ。」

「署。あいつを地球から離すぞ。」

「あの天体を、どうやって？」

「マニフェスト。間抜けな惑星。こっちだ。」

「何だと、貴様。」

作戦通り、マニフェストは、スタットフリートを追って来た。

チャプタ―９

やがて、宇宙の果てへと辿り着いた。

「マニフェスト。崩壊するのは、お前だけだ。」

「計りおったな。全幻衝。」

マニフェストは、大宇宙を想像して術を放った。

「署。私が、奴を狙撃しまくっている間に、奴を貫通突破しろ。」

「理解った。いくぜ。」

「スタットブラストインフェルノフルパワー。」

スタットフリートは、マニフェストを狙撃しまくった。

「クククッ。そんな技は、我には、効かぬ。」

「はあああーっ。」

「な、何をするつもりだ？」

「ブレードギラースタットフェニックス白虎鋭砕弾。」

俺は、不死鳥の翼をはやした白虎に姿を変えて、マニフェストのコアに

全ての幻衝力を叩き込んで、貫通し突破した。

「な、何故、我のみが崩壊せねば、ならぬのどぅあーーーっ。」

マニフェストは、超新星爆発を起こして、大爆発し、完全消滅した。

すると、脱事と付が倒したアンチレット兵達も、消滅した。

「あれ、消えていく？」

「署が、勝ったんだ。」

脱事と付は、署へ戻って行った。

チャプタ―１０

ここは、中袖である。

首領は、駅弁を食べていた。

「腹ごしらえからだ。」

首領は、内房線に乗って、蘇我へ向かった。

チャプタ―１１

ここは、署である。

「署。この事件の真犯人は、首領という奴で、間違いなさそうだ。」

「首領って、あの正体不明の人物か？」

「御名答。蘇我の近くに居るらしいって。」

「理解った。行って来る。」

俺は、スタットエーに乗って、蘇我へ向かった。

チャプタ―１２

一時間後、俺は、蘇我へ辿り着いた。

「この街の何処かに、首領が？」

「署。首領は、たぶん、駅のホームだ。」

俺は、スタットエーを降りて、駅のホームへ向かった。

チャプタ―１３

首領は、京葉線を待っていた。

「もうすぐ、来るな。」

首領は、京葉線に乗って、江東区へ向かった。

俺は、同じ列車に乗った。

首領は、駅を降りて、若洲へ向かった。

俺は、後を追った。

チャプタ―１４

「スタットチェンジ。」

俺は、疾風検事　署に変身した。

「そこまでだ、首領。」

「な、何者だ？」

「破壊を叩く検事。疾風検事　署。首領。お前を逮捕する。」

「クククッ。ここまで来るとは。良い物を見せてやろう。

　ライカン兵。」

首領は、十体ものライカン兵を召喚した。

「キエーッ。」

ライカン兵達は、短剣で俺を斬りまくった。

「ウワーッ。スタットブラスター。シュート。」

俺は、スタットブラスターで、ライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―１５

「首領。観念するんだ。」

「クククッ。誰がするものか。喰らえ。ハイドロプランニング。」

首領は、地面を水で滑りやすくしてから、突撃して来たが、勢い良く、

木材に激突した。

「ヌオワーッ。」

「何がしたいんだ？」

「署。またな。フハハハーッ。」

「待てーっ。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、

空の彼方へ飛び去った。

エピローグ

俺は、スタットエーに乗って走っていた。

場所は、想像に御任せします。

「このままだと、戻れないな。」

「まっ、お前らしくて良いけどな。」

「気にするな。行こうぜ。」

俺は、戦い続ける。

もちろん、フライドチキンを食べ続けるのは、止められないけどな。

それじゃ、また、いつの日か・・・。

破壊を叩く検事。疾風検事　署。

　　　　　　　　　　　　　　　　　―完―