第12話:白虎モード

チャプタ―1

ここは、署である。

俺は、いつもどおり、フライドチキンを食べていた。

「ここの店のは、辛過ぎるな。」

そこへ、脱事と付がやって来た。

「何だ、この臭いは?」

「署。何とかならないの?」

「悪い、悪い。消幻衝。」

俺は、幻衝力で、フライドチキンの臭いを消した。

チャプタ―2

その頃、レイドは、キエーレビルの屋上に居た。

「マニフェスト様。怪像様が、署と決着を付けるそうです。」

「そうか。今のうちに幻衝力を集めるとしよう。」

「いかが、致しましょう?」

「ここで、じっくりと見ていろ。アンチレットタイガー改。」

すると、そこへ、アンチレットタイガー改が出現した。

「マニフェスト様。御命令を。」

「幻衝力を集めて来い。」

「仰せのままに。」

アンチレットタイガー改は、駒ヶ岳へ向かった。

チャプタ―3

俺は、スタットエーに乗って、怪像の居場所を探していた。

「不正 怪像の居場所は?」

「芦ノ湖の近くにある洞窟だ。」

「どれくらいで、行ける?」

「一時間ぐらいは、掛りそうだな。」

俺は、芦ノ湖へ向かった。

チャプタ―4

脱事と付は、品川駅の近くで、アンチレット兵の大群と戦っていた。

「キエーッ。」

「ざっと、こんなもんよ。」

「そんな事を言っている暇は、無さそうね。」

「それなら、倒すのみ。おりゃーっ。」

「それもそうね。はーっ。」

「キエーッ。」

チャプタ―5

俺は、芦ノ湖へ辿り着いた。

「ここの何処かに、怪像が居るはず。」

「署。ここで、待ってるぜ。」

「ああ。それじゃ、行って来る。」

俺は、スタットエーを降りて、洞窟へ向かった。

チャプタ―6

洞窟には、不正 怪像が居た。

「クククッ。良く来たな。六砲善 署。」

「お前は、不正 怪像。」

「クククッ。一対一で勝負だ。」

不正 怪像は、アプブルックに変身した。

「スタットチェンジ。」

俺は、疾風検事 署に変身した。

「破壊を叩く検事。疾風検事 署。不正 怪像。お前を逮捕する。」

チャプタ―7

「喰らえ。アプブルックブレス。」

アプブルックは、硫酸を吐き出した。

「ウワーッ。スタットソード。」

「させるか。邪幻衝。」

アプブルックは、邪気を想像して術を放った。

「ウワーッ。桁違いの強さだ。」

「クククッ。止めだ。全幻衝。」

アプブルックは、大宇宙を想像して術を放った。

「これで、おしまいなのか?」

その時、ブレードギラーが出現して、地面に突き刺さって、俺は、

白い光に包まれた。

「何だ、この光は? 力が漲って来る。うおーっ。白虎モード。」

俺は、白虎モードになった。

チャプタ―8

「疾風検事 署。白虎モード。」

「ふっ。どんなにパワーアップしても、同じ事。はーっ。」

アプブルックは、触手を放って、俺を締め上げた。

「おりゃーっ。」

俺は、触手を粉砕した。

「ば、バカな。恐魔丸。」

アプブルックは、恐魔丸を構えた。

「恐魔丸か。でも、今の俺なら・・・。」

「いくぞ。恐魔丸無双。」

アプブルックは、俺を斬りまくった。

「ウワーッ。ブレードギラー。」

俺は、ブレードギラーを構えた。

「恐魔丸烈風。」

アプブルックは、刃先から幻衝力を放った。

俺は、強行突破した。

「おりゃーっ。」

「な、何だと?」

「ブレードギラーゲレヒトフェニックス。」

俺は、不死鳥に姿を変えて、アプブルックを貫通し、突破した。

「ヌオワーッ。」

恐魔丸は、砕け散った。

「おつかれさん。」

「クククッ。これで、マニフェスト様の思い通りだ。署。

 お前に止められるか? フハハハーッ。」

チャプタ―9

そこへ、レイドがやって来た。

「不聖なる炎。」

レイドは、アプブルックを巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。スタットタイガー。」

俺は、召喚したスタットタイガーに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、スタットタイガーを人型に変形させた。

「スタットフリート。」

チャプタ―10

「クククッ。喰らえ。アプブルックブレス。」

アプブルックは、硫酸を吐き出した。

「ウワーッ。ダメージのみの硫酸か。」

「第二波が来るぞ。」

「全幻衝。フハハハーッ。苦しめーっ。」

アプブルックは、大宇宙を想像して術を放った。

「ウワーッ。何て奴だ。」

「署。三つの技を一気に決めるんだ。」

「理解った。スタットウィンドドライブ。スタットウィンドスライサー。

 スタットブラストインフェルノ。」

スタットフリートは、アプブルックに三つの必殺技を決めた。

「クククッ。道連れだ。ミト。」

「そうは、いかないぜ。スタットガトリング。」

俺は、スタットガトリングを構えた。

「聖幻衝。スタットゲタンケン。」

俺は、アプブルックを浄化した。

「ゲファーレン。」

アプブルックは、人間に戻って気絶して倒れた。

「おつかれさん。」

チャプタ―11

ここは、駒ヶ岳である。

「クククッ。後は、この力をマニフェスト様に捧げるだけだ。」

アンチレットタイガー改は、キエーレビルへ向かおうとしたが、そこへ、杯吹 乾がヴェーアゴーに乗ってやって来た。

「そこまでだ、虎の怪人。ヴェーアチェンジ。」

乾は、浄化消防士 乾に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を消火する消防士。浄化消防士 乾。消し去るぜ。」

「喰らえ。幻衝ブレス。」

アンチレットタイガー改は、口から、幻衝力のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。レスキューモード。」

乾は、レスキューモードになった。

チャプタ―12

「パワーアップか。じゃかましい。炎幻衝。」

アンチレットタイガー改は、炎を想像して術を放ったが、

乾には、全く通じなかった。

「全然、熱くないぜ。ふっ。」

「そ、そんな、バカな。鋭幻衝。乱幻衝。」

アンチレットタイガー改は、爪を鋭くしてから、突撃して来た。

「おりゃーっ。」

「ヴェーアスプラッシャー。」

乾は、ヴェーアスプラッシャーを構えた。

「ヴェーアウェイビング。」

乾は、アンチレットタイガー改を狙撃した。

「ギャーッ。も、もう少しで、ぐはっ。」

アンチレットタイガー改は、辺り一面を吹き飛ばす程の大爆発をして

消え去った。

「後は、署の奴に任せるとしよう。」

乾は、ヴェーアゴーに乗って去って行った。

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