第4話:延べ棒

チャプタ―1

ここは、署である。

「署。ちょっと、良いか?」

「ああ。それで、何の用だ?」

「お前、変身して戦っているだろう?」

「その事か。理解った。」

そこへ、付がやって来た。

「何を話しているの?」

「実は、俺、疾風検事 署なんだ。」

「やっぱり、お前だったのか。」

「だと、思った。」

チャプタ―2

ここは、多摩川である。

アーベントは、釣りをしていた。

「暇だな。金塊でも作るか。」

アーベントは、アンチレット獣アンチレットガゼルを召喚した。

「延べ棒作りなら、お任せを。」

「任せた。褒美は?」

「長ネギ、数十本。」

「良いだろう。早速、行って来い。」

「仰せのままに。」

アンチレットガゼルは、消えるように去って行った。

チャプタ―3

ここは、尾山台である。

脱事は、ポスターを見ていた。

「不聖怪像? あまり、見かけない人物だな。」

脱事は、無線のインターネットで検索した。

「謎の金塊? 調べてみるか。」

チャプタ―4

そこへ、付がやって来た。

「脱事。何を?」

「この人物を調べるのさ。」

「不聖怪像?」

「もしかして、やばい人物?」

「うーん、どうかな? 調べてみよう。」

脱事は、自動車に乗って署へ戻って行った。

チャプタ―5

ここは、溝の口である。

アンチレットガゼルは、レールを食べて、延べ棒にしていた。

「クククッ。このレール、全て、延べ棒に。」

そこへ、アーベントがやって来た。

「レールを純粋な金属に。良いぞ。」

「アーベント様。長ネギは?」

「持って来たぞ。ほれ。」

アンチレットガゼルは、長ネギを食べ始めた。

「うまい、うまい。」

チャプタ―6

俺は、スタットエーに乗って、坂戸を走っていた。

「レールが無い? 変だな。」

「線路沿いに行くぞ。」

俺は、アーベント達の元へ辿り着いた。

「そこまでだ。スタットチェンジ。」

俺は、疾風検事 署に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を叩く検事。疾風検事 署。お前達を逮捕する。」

「この延べ棒を怪像様の元へお届けする。」

チャプタ―7

「アンチレットガゼル。奴を倒せ。」

「仰せのままに。アンチレット兵。」

アンチレットガゼルは、十体ものアンチレット兵を召喚した。

「キエーッ。」

「スタットブラスター。シュート。」

俺は、アンチレット兵達を狙撃した。

「キエーッ。」

チャプタ―8

アーベントは、既に去っていた。

「貴様を金属にしてやる。突幻衝。」

アンチレットガゼルは、角を鋭くしてから、俺を突き刺した。

「ウワーッ。何て堅い角なんだ。」

「次は、キックだ。脚幻衝。」

アンチレットガゼルが、俺にフルパワーの蹴りを決めようとしたその時、俺は、思い付いた。

「金属には、電気だったっけ。雷幻衝。」

俺は、雷を想像して術を放った。

「ウワーッ。し、痺るうぇるーっ。」

「スタットソード。斬幻衝。スタットウィンドブレイク。」

俺は、アンチレットガゼルを一刀両断した。

「ギャーッ。」

アンチレットガゼルは、爆発して消え去った。

「おつかれさん。」

チャプタ―9

そこへ、レイドがやって来た。

「また、てめえか。不聖なる炎。」

レイドは、アンチレットガゼルを蘇生し巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。スタットタイガー。」

俺は、召喚したスタットタイガーに飛び乗った。

「カイザーモード。」

俺は、スタットタイガーを人型に変形させた。

「スタットフリート。」

チャプタ―10

「角で砕いてくれる。突幻衝。おりゃーっ。」

アンチレットガゼルは、角を鋭くしてから、スタットフリートを突き刺した。

「ウワーッ。スタットフリート。大丈夫か?」

「ああ、どうにか。もう、一撃、来るぞ。」

「クククッ。喰らえ。脚幻衝。」

アンチレットガゼルは、フルパワーの蹴りを決めた。

「ウワーッ。何か良い方法は?」

「角をへし折れば、何とかなりそうだぞ。」

「そうか。その手があったか。」

チャプタ―11

「クククッ。止めだ。突幻衝。」

「折幻衝。斬幻衝。合幻衝。」

スタットフリートは、アンチレットガゼルの角をへし折った。

「つ、角が、ひーっ。」

「スタットファング。」

スタットフリートは、スタットファングを右手に装着した。

「拳幻衝。スタットウィンドドライブ。」

スタットフリートは、アンチレットガゼルに拳を決めた。

「ギャーッ。」

アンチレットガゼルは、爆発して消え去った。

チャプタ―12

ここは、洞窟である。

そこには、怪像とトイアーが居た。

「アーベントの奴、良いぞ。」

「怪像様。それくらい、私にも出来ますわ。」

「ほほう。それなら、見せてもらおう。」

「理解りましたわ。それでは。」

トイアーは、消えるように去って行った。

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