ゼダの紋章 なぜなに質問箱 Part1 「どういう話?」
ティルト・リムストン(以下ティルト)「どうも《現代編》担当のティルト・リムストンです」
ディーン・エクセイル(以下ディーン)「どうも《女皇戦争編》担当のディーンです」
ピエール・タッスルフォート(以下ピエール)「アシスタントのピエールです」
ディーン「やっぱこうなったか」
ティルト「えっ?どういうことですか」
ピエール「兄さん苦労してましたしねぇ」
ティルト「だから、どういうこと?」
ディーン「この企画って実は二度目なんだよね」
ピエール「ですです」
ティルト「つまり、これより前があったということですか?」
ディーン「ぶっちゃけるとそう。つーか、原稿紛失というよりファイル消失により幻のPart1がまさに幻の内容になったんだけどさ」
ピエール「対談形式でねぇさん(ルイス)と兄さんでやったら、途中から女皇陛下(メリエル)が乱入して全然本来話す内容にならなかったのです」
ティルト「あっ、察し」
ディーン「でね、作者としては
ティルト「そういうことですか。それでベス(エリザベート)もなしで替わりにピエールさんですか」
ピエール「早い話が真史に
ティルト「やれやれですね」
ディーン「そんな訳で野郎が三人という
ピエール「よろしくお願いします。司会進行役は現代編主人公のティルトさんということで進めさせて頂きます」
ティルト「えっ?司会はボクなんですかっ」
ディーン「ていうか、この際だからティルトが疑問に思っていることも混ぜてボクらに聞いてください」
ピエール「それが一番無難でしょう」
ティルト「それじゃ早速。なぜ
ピエール「そりゃあねぇ」
ディーン「当時の人たちもダマしてそれっぽく書いて残さないとえらいことになるからですって」
ピエール「そもそも父さん(ライザー)が根が正直な嘘つきですから。そんで最終的にはベリアの国父ですよ。1188エドナ杯編でもあれだけ色々と
ディーン「息子たちが呆れる程にやらかしてるんです」
ピエール「ボクの場合は両親(ライザー、メリッサ)がなんですけれどね。はぁ・・・」
ティルト「早い話、ボクの推理と解析が追いつかない程にライザーさんはなんか色々と知ってるんですね?」
ピエール「そうなんです。そして一番肝心な話というのが
ディーン「真史に関しては本当にエゲツない。《黒髪の冥王》たるボクも《嘆きの聖女》たるルイスも、龍皇子のミトラ、エドナ、アリアスもみーんな酷い目に
ピエール「なんですよ。ほんでもってボクは今はガキんちょですけど、いずれは兄さんの後を継いでとかなる予定。そうだとティルトさんが先に
ティルト「えっ、悪いのはボクなの?」
ディーン「まぁご多分に
ピエール「ですねぇ」
ティルト「って、《現代編》まで
ディーン「なんにも終わってないからね。そもそも、『黒き森の鎮魂歌』のラストでボクはルイスの後を追うように亡くなり、ピエールが後を受けた」
ピエール「ボクはまぁ、クルトも含めた三人で歴史のねつ造に関わっただけぇ」
ディーン「その結果として、かなり優秀な史学生のティルトとか、教授のケヴィンさんやファードランドさんまでまんまとダマされる結果となったわけです」
ティルト「それってやっぱり、アリアスさんが相当に黒いお人だったという訳ですか?」
ピエール「それっていずれティルトさんも知ることになりますからね」
ディーン「なんとも
ティルト「
ディーン「それって真実の物語の
ティルト「(なんか怖いけど
ピエール「ベリアは
ディーン「そうそうベリアは人民革命どころか国自体が消滅してて、不幸中の幸いにして残っているのがラームラント」
ピエール「ラームラントが残っているというのもミソです。どうしてあそこだけ残ってるかって話であり、嘘つきキースとベルレーヌ大佐がまぁ色々と考えてるとこですね」
ティルト「嘘つきキースって・・・。ボクの解析ではライザーさんと新生ベリアを再建するのってキース・フォレストになる
ディーン「それもエゲツない話に。そもそもキースは現時点では
ピエール「そうです。キースはボクにとっても恩師ですけど、腹黒ですよぉ」
ティルト「まともな人って出てこないんですか?真実の物語はぁ」
ディーン「なにをもってまともというかについて、ボクは言いたくない」
ピエール「子供の目からみてても腹に一物抱えた人ばっかりというのはまぁ事実ですし、ちぃ兄さん(セオドリック)だってねぇ。それとまともだと思うとどえらい正体だったりしますわ。ウチの母とか、シェリー・オランド副長とかね」
ティルト「
ピエール「それをロマンティックな話だとかほざいてるアンタの嫁さんだってねぇ」
ティルト「いやっ、聞き捨てならないですけれど。だいたいなんでピエールくんにまでそこまで言われないといけないのです」
ピエール「ボクはエリザベートのご先祖の一人ですから」
ティルト「あうっ」
ディーン「てなわけです。ピエールの直系子孫はエクセイルの分家ヴァンフォートのかわりになりましたけれど、200年の間に本家の
ピエール「そゆことです」
ティルト「だから、エクセイル家って皆性格悪いのか・・・」
ディーン「そそ、ケヴィン教授なんてまーだマトモな方です。
ピエール「それも
ティルト(慌てて「黒き森の鎮魂歌」を読み返している)
ディーン「さて、司会がこんな具合なのでボクから皆様への宿題。《真実の鍵》についてです。真実の鍵は三つあります。その事実は第4幕の序盤でボクが明らかにしますし、うち二つに関しては本編内で明らかになる通りです。一つ目は真の
ピエール「
ディーン「そこを注目してみてくださいな」
ティルト「黙ってたらどえらいことを言い出すし。司祭ってなんなんです?」
ピエール「騎士修行してる人が《アークスの騎士》。してなくて、あるいはアークスの騎士なのに騎士能力を他に流用してたり、あくまで在り方を
ティルト「っ!そういうことかっ」
ピエール「とか言いながらちゃっかり
ディーン「まぁねぇ。なんかさっきボクら皆、性格悪いとか言ってたけどティルトだって相当悪いですから」
ティルト「なんのことでしょう(棒読み)」
ピエール「はいはい」
ディーン「次いこ次」
ティルト「一方、東方戦争の方にも動きがありましたね。フェリオ遊撃騎士団と黒騎士隊への特記6号開示による
ディーン「それと休戦協定締結を
ピエール「メリエル女皇の腹黒さがそこから
ティルト「そっか番外編で光の王子リシャール、剣皇騎士で電光石火の剣聖ケイロニウス、破天の
ディーン「まぁそう。しかもボクが大嫌いで、父さんも嫌ってる真女皇騎士団司令たるサンドラおじさんが戦死しますから。てゆーか、ボクの不在を
ティルト「いよいよ動き出すわけですか。死んだフリして東に向かうと」
ピエール「トレドに居座ることになったライザー父さんが嫌になり名機アモン・ダーインを壊してトンズラします。なんかもったいない」
ディーン「サンドラおじさんは基本自分勝手なので、自分でスタンピードさせてトランプルにぺしゃんこにされたことにしてアモン・ダーインはスクラップになり、公明と紫苑が泣くことに」
ティルト「そういや公明さんてなんか学会に由来した某政党名ですよね」
ディーン「アリアスがいるのに孔明(
ピエール「結構、作者が抜けてるのでそういうことが
ディーン「あと地域名と名前があれっ?てな話もありますけれどね。ルイスの場合はフランス読みがご先祖というかルイーゼは別人というか元になった人というかなんというか」
ピエール「姉さんはまぁあれで良いのでしょう。ルイス・ラファールって
ディーン「
ティルト「あー、あの兄妹のイメージカラーが青なんですね」
ピエール「そっ、敵が真っ青になるから青」
ディーン「その
ティルト「こえー」
ディーン「ランスロット家が
ティルト「トリエルさんがボヤいてる
ディーン「第4幕でアリアスが龍虫とルーマー勢である裏切りの西風騎士たちをまとめてぶちのめす。ボクは
ティルト「なんか《純白のフレアール》が
ディーン「ドラ息子は主役機だよ。だからアイツだけは発展途上中。ミィもそうだったけど、砂漠の女狐の本性もエグい。ドラ息子はもっとエグいけど」
ピエール「フリオニールさんも苦労してましたからねぇ。
ディーン「化け物同士を弟子にしてカップリングさせたのでねぇ。主にルイスのために」
ティルト「それって《黒髪の冥王》と《嘆きの聖女》という超絶バカップルのアンタが言うのは間違ってますって」
ディーン「いや、最終盤に元祖である
ピエール「その前に空戦最強コンビの疾風と黒旋風がドラゴン(ヒュージノーズ)狩りしますけどね」
ティルト「龍虫たちが気の毒になってきた」
ディーン「でも基本は将棋だからね。とった駒がこっちの駒に化ける。龍虫が真戦兵に作り替えられてこっちの戦力になるっていう。本気で可哀想なのがネームレスたちだよ。第4幕でボクが虹とカラクリを
ピエール「まさかまさかの事態でして、戦闘種のネームレスたちは個体融合で大幅に数が減ってましたという話だし、やっと出てきてガチンコバトルになるのに」
ディーン「愛する
ティルト「どうなってちゃうんだろう・・・」
ディーン「
ティルト「6月革命に関してはもっと?」
ピエール「ライザー父さんがせっせとイモ作りして、アランおじさんが農村での売り込みをやったおかげで
ティルト「
ディーン「いや、《パルムドールパレードの奇跡》をお楽しみに。ナダルも大活躍するから。リチャードも頑張るけど、悲劇は続くのさ」
ピエール「ちゃっかりメリエル女皇と革命闘士アリアスさんが黒き仮面の男として活躍して、初代首相と首相夫人になる流れにしますけどね」
ティルト「しかしわからないのは二人の出会いは悲劇なのだと言われていることです」
ピエール「あっ、ティルトさんが踏んではいけない地雷を・・・」
ディーン(ちょっと涙ぐんでいる)
ティルト「えっ、ええっ?ひょっとしてディーンさんが泣くほどの悲劇なのですか」
ピエール「仕方なかったといえば仕方ないけれど、アリアスさんとメリエル陛下の
ティルト「そういうことかっ。だから鎮魂歌の真相に二人が出て来ないし、誰のための鎮魂歌って・・・」
ピエール「名前も伏せたし、セダン大佐が遺書を残したのも全ては」
ディーン「しんみりしても仕方ないし、母さんの悲劇と同様に
ティルト「なんでも書き換え可能な反則技でもどうにも出来なかった?」
ピエール「この三人。ティルトさんも史家なのですから歴史というものが出来事の連続性で成り立っているというのは分かりますよね?だから、一つ二つ結果を書き
ディーン「ありがとうピエール。クルトのことだって・・・」
ピエール「ゼダの紋章はあくまでも家族の物語なのです。だから皆必死だった。ボクだってディーン兄さんが家族だと思うからこそ、兄さんの
ティルト「家族が笑って暮らせるための
ディーン「そして美しく
(New Challenger!!バーバンッ♪)
アーサー「よっ、オヤジ。それにディーンさん、ピエールさん。ご先祖たちのおかげで俺は存分に戦えたし、俺という存在こそが真実の鍵だった。そして、俺の物語が
ピエール「ほらっ、性格の悪さが遺伝してトリエルさんの
アーサー「ピエールさんの歴史に対する
ティルト「はぁ、結局は自分の息子が一番の
ディーン「それこそが《白き救世主》の真実だし、共に戦うに足る同志だということ。悲劇の先にあった福音が産みだした怪物の正体。そもそも発想がぶっとんでるから基本が反則技ばっかりに。用意したのボクなんだけどさ」
アーサー「てな、物語だ。みんなヨロシクなっ」
ディーン「なんか物語の展開予告も含めて上手いことまとまった。どういう話というのがこういう話だとなった」
ピエール「乱入したのがルイス姉さんやメリエル陛下じゃなくてアーサーだったから良かったのかな?」
ティルト「・・・とりあえず解析と推理を地道に頑張ろう」
(第一回無事終了)
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