【作品】「扉の少女」覚え書き②
ミモルがまず出会ったのは、ゼノというちょっと口が悪くて目付きの悪い少年。この子は本編に登場したカナンの弟で、すでにパートナーである物静かな天使・アサトと契約しています。
最初はちょっと近寄りがたい雰囲気で、姉にも意地を張っていたゼノ。
でも、それは実家の花屋で働くカナンと、学園に通わせて貰っている自分という立場の違いや、実は精霊と契約するための旅に出たいという願いからくる葛藤の表れ。
そういった感情を上手く周りに伝えられなくて、ついには言ってはいけない一言=アサトとの契約破棄となる言葉を発しそうになり、ミモルがくい止めます。家族との間に入ってゼノの希望を伝えて和解。学園を休学して旅へ……というお話でした。
私にしては珍しい?ややツンな子です。
まぁ、単にコミュニケーションが苦手で、根は家族思いで優しいのに、色々と悩み過ぎて思い詰めてしまったタイプですね^^;
お話を書いていた頃は気付きませんでしたが、こういうキャラをこのタイミングで出したのは、ミモルが心を読めるようになったからだろうなと今では思います。考えていることが分かればツンデレも怖くないですからねw
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