モデルの道

第60話

「撮影順調です!アイディアもたくさんあるしー最高!って送っておいて〜」


「はい」


「んじゃ、俺はニューヨークに出張だから。あとよろしくねぇ」


準也さんは、忙しい人だ。というのも、人気モデルだからだろう。


「というわけで…足助さんのブランドラフワーの雑誌掲載おめでとうございます」


社長から届いた雑誌を手渡しする。


「ありがとうございます!どこに載ってるかなー?」


足助さんは即雑誌を確認する。


「あーー!あったよ!はるちゃん!」


「わぁ!これインタビューの記事も載せてある!」


「来月、再来月掲載まで撮影は終わっています。あとは、他ブランドの撮影があります」


「じゃあー、準也さんいないときは撮影できないのかぁ」


「仕事を詰めすぎたので、調整が必要です。休みを入れます」


「…あの、みとは…載ってませんね」


「おそらく撮影していません」


「私やっぱり、心配です。社長には甘えてると言われましたが…みとは東京が合わないんだと思います。だから、明日みとに会ってもいいですか…」


「…はるちゃん、だめだよ。たぶん、藤原さんが行ったらいいよ」


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