第14話 図書館

~ポール~

はーー大会もなくなってもうやることがなくて暇。ガラスを作ろうとしていたけど完全に行き詰った。大会に出れたら作れたのにな。まあ切り替えて何かほかのことでも調べようかな。この『身長』とかのことを調べるのも面白そうだし。

とりあえずこの『身長』についてわかっていることは何もない。ワンチャン死にスキルの可能性があるけど、、てかどっちかというと死にスキルのような気もするけど、もし使い方があったら使いたい。せっかく先生にこれもらったんだから生かしたい。

もし死にスキルだったら先生が悪い。俺は何も悪くない。

もし身長が伸びるような才能だったら最高なんだけどそんなことはないと思う。てか身長が自由に変えられても使うことないだろ。1回希望通りの身長にさえなればもうあとは使わない。

「先生、この才能のこと本当に分からないんですか?」「『破壊』のことなら少しはわかります。」「そっちじゃなくて『身長』のほうなんですけど。」「そっちは本当に分からない。正直どうしてそんな才能がついたのかもわからない。」「それはあなたがつけたからじゃ、、」「新しい才能を生み出すことは私みたいなバイトじゃできません。」「そうなんですか?それならこの才能はもともとあったものってことに。」「そうですね。少なくとも昔からあったんでしょう。そして今まで効果がない才能があったなんて話は聞きませんから何かの効果はあると思うんですけど。」「わかりました。」

結構有力な情報を得られた。やっぱり人に聞いてみるものだな。それにしても過去にこの才能を持っていた人がいるなら図書館とかで調べたらわかりそうだけど。


ってことで図書館に来てみました。

それにしても広い。高い天井につくような棚いっぱいに本が詰まっている。そして浮いている本もある。なんか本当に違う世界に来たんだなーっていう実感がわいてくる。なんか現実離れしすぎてちょっと怖いような気もする。

それでどうやってこの中から本を探してたらいいんだろう?そんな高いところに本があっても誰もとれないような気がする。もしかしてあの本、本物じゃないのかな。雰囲気づくりのために置いてあるように見せかけてるだけだとか。

そう考えていると目の前に何か小さい金属の玉のようなものが出てきた。それは羽が生えていてなんか虫のような見た目をしている。

「お探しの本はどれですか?」

しゃ、しゃべった!どっから声出てるんだろうこれ?そしてこれがとってきてくれるのかな?

「今まで発見された才能の一覧はありますか?」「わかりました。とってくるのでここで待っていてください。」

そういうと虫は飛んで行った。よく観察している浮いているように見えた本は虫に運ばれている途中だということが分かった。ただ本当に浮いているような本もあってどういうことかわからない。

そうこうしていると虫が返ってきた。虫が持っていたのはとんでもなく分厚い本5冊。それこそ広辞苑のような本が来た。

「これで合っていますか?」「えーーとそうですけど、、」「わかりました。もしお探しの本があったらまた読んでいてください。」

、、、もしかしてこれ読まなきゃいけないやつかな。



あとがき

読んでいただいてありがとうございます。これからも不定期に書いていくのでよろしくお願いします。


そしてアドバイスなどがありましたらコメントお願いします。


そして100PVありがとうございます!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る