第11話 本質

『属性魔法』を一回使ってみるか。結構興味あるんだよね。この世界に来て少し経ったけどまだ魔法らしい魔法を見ていない。生活とかが便利になる魔法とかはよく見るんだけどなんか地味。まだファンタジーな感じがしなくて少し残念。

さてあの的に向かって撃ってみるか。、、、どうやって撃つんだこれ。なんか呪文とかあるなら完全に詰んだ。先生こういうの教えてよ。マジでどうしよう。とりあえず念を込めるような感覚でやってみるか。

次の瞬間30メートル先にクレーターができていた。

、、、俺何もやらかしてないよ。念を込めただけよ。なんか的ごと周りの地面がえぐられてるけど知らないよ。

「どうしたんだ。」

騒ぎを駆けつけて先生だったり職員の人とかが集まってきた。ばれないようにそっと間を抜けよ。

、、、

、、、

逃げようとしたら捕まったんだけど。誤解だって。俺は何もやってない!

~レア~

さあ私も準備をします。ポールのことが心配ではありますが、まああの能力ですし大丈夫でしょう。私もトレーニングルームで最終確認をしたいと思います。私は彼みたいに魔法が得意ではないので体術を使うタイプです。なので入念にアップをしておかないと!多分彼もここにきているとは思うけど彼は魔法のトレーニングルームにいるし多分合わないと思う。



爆音と地響きがあたりにこだまする。

誰がこんなに盛大にやらかしたんですか?ここまでの爆発を起こせる実力があるのに思い通りに魔法を操れないなんてもったいないですね、、、、まさか彼ではないですよね?なんかすごいやりそうなんですけど。やってないとは思いますけど一応見に行きましょうか。一応ですけどね。

事件現場に行くとそこには巨大なクレーターがありました。そして先生に捕まっているポールも。やっぱりそうでしたか。まあそんな感じしてましたけどね。助けに行こうか迷いますがたまには才能とかほかの人がいたら話しにくそうな内容も話すと思うので介入しないことにします。私の試合もすぐありますからね。


~ポール~

なんか先生に捕まった俺は応接間みたいなところに移動させられた。先生が多すぎて気まずいんですけど。

「まずあれは君のやったことなのか?」「違います。いや、違くはないかもしれないんですけどわざとじゃなくて事故っていうか。」「わかった。もう一度君の才能を見せてくれ。」

え?どういうこと?完全に怒られる流れじゃなかった?今の。そしてさらに厄介なことに巻き込まれそうなんだけど誰か助けて!


あとがき


読んでいただきありがとうございます。作者のkurarasimonです。もう一つの作品も読んでいただけると嬉しいです。

何かアドバイスなどがありましたら教えていただけると幸いです。

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