第7話 一方
~エマ~
はあー。また一日が始まってしまいました。給料も少ないのにまた簡単な授業をしてから学校の事務をして………。やっぱりこれからのことを考えることはやめましょう。一日が憂鬱になっていくだけです。グダグダといってもしょうがないですし授業を頑張ります。私にはつまらないですが生徒には面白いと思ってほしいです。だからだるい感じは出さないようにと。正体がばれているポール君も暇そうですね。さあやっと授業も終わりましたし次の作業に移ります。エマがそうやって教室から去ろうとしているとポールが話しかけてきた。またですか。今日こそはやばそうです。「先生僕の才能ってわかりますか?」「見ればわかりますけど。」「それなら僕の才能にある身長って何変わりますか?」やっぱりその質問ですか。一応抵抗しますけど結局言わされるんでしょうね。彼の属性魔法には人を虜にするようなものがあるようですし無意識に目をそらしてしまいます。「いえ、そんな才能初めて見ました。」「でもこの才能はあなたがつけたものですよね。」「どういうことですか?」「知らないとは言わせませんよ。あなたは神として私を裁きました。そしてその時にこの身長という才能をつけましたよね。」チャックメイトですね。ここまで来たらいうしかないようですね。まあプラン通りですしいいでしょう。どこで話すのがいいのでしょう。この話が聞かれたらまずいですし何か守られているところがいいですね。そうなると結界で守られている職員室にしましょう。「そこまでわかっているのなら仕方がありません。」しょうがないので彼を連れて職員室に向かった。私の部屋には私が許した人以外は入れないようになっていてさらに中の音やにおいが漏れないようにもなっています。改めて自分の才能に惚れてしまいます。さてせっかくですしコーヒーでも飲みながら彼の質問に答えましょうか。「私はあなたをさばいたクララという神です。」「先生はエマではないんですか?」「神としての副業をやるためには偽名を使わなければならないんです。」すべてを話すのはめんどくさいですね。まあちゃんと説明しますし謝りますけどね。それにしても彼の才能すごいですね。『身長』に『全言語』に『属性魔法』ですか。珍しい構成ですね。今年の闘技大会は面白いことになりそうです。
あとがき
読んでいただいてありがとうございます。kurarasimonです。
後3日でクリスマスになりました。皆さん楽しんでますか?私には楽しみでも何でもないのでひっそりと過ごそうと思います。皆さんは思う存分楽しんでください。
アドバイスなどがありましたがコメントで教えていただけると幸いです。
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