第6話 ミス

俺が次の日学校に行くとまだ教室には数人しかいなかった。昨日よりも15分早く出たけどもしかして早く来すぎたかも。とりあえず今日の目的は授業の後に先生に聞くことだから寝ていてもいいんだけどなんか学校で寝るのは俺のプライドが許さない。しょうがないしちゃんと授業を聞くか。エマ?先生が今日話していたのは昨日の続きのようだったがそこらへんはノアに教えてもらうので聞かなくてもよし。とても長く感じた2時間がやっと終わった。エマ先生時空をゆがめてるんですか?というぐらい長い。やっと今日の本命に入れる。エマ先生は俺に呼び掛けられると少し固まったがちゃんとこちらを向いてくれた。ただ目が泳いでいた。「先生僕の才能ってわかりますか?」「見ればわかりますけど。」「それなら僕の才能にある身長って何かわかりますか?」「いえ、そんな才能初めて見ました。」「でもこの才能はあなたがつけたものですよね。」「どういうことですか?」「知らないとは言わせませんよ。あなたは神として私を裁きました。そしてその時にこの身長という才能をつけましたよね。」俺は一息にエマ先生を問い詰めた。なんかこれ印象悪いな。でもこれもエマ先生が隠してるのが悪いんだし大目に見てほしい。「そこまでわかっているのなら仕方がありません。」そういうとエマ先生は俺を連れて職員室に向かった。職員室は学校の中央ににあって何か結界のようなものに守られているようだ。確かにこうすれば職員室の中は守られるけど入るときとかって不便じゃないのかな。入ってみると何か触られる感覚はあるけど気に留めることでもない感じだった。職員室ではエマ先生がコーヒーを出してもてなしてくれた。「私はあなたをさばいたクララという神です。」「先生はエマではないんですか?」「神としての副業をやるためには偽名を使わなければならないんです。」先生の話してくれた話はまとめるとこんな感じだった。エマ先生は副業として神をしていてそれで俺をさばいたということ。そして身長が高い人に転生させる予定だったのだが手違いで才能として身長が入ってしまったこと。そしてこのことは黙っていてほしいということ。「この副業は人に話してはいけないんです。話していけないという契約になっているんです。」「それなら話してよかったんですか?」「マニュアルにはばれた時の対処法が書いてなかったので当人に任せるということでしょう。」なるほど。そういうことだったのね。そしてこの『身長』本格的に死にスキルじゃないか?


あとがき


読んでいただいてありがとうございます。これからも不定期に書いていくのでよろしくお願いします。


そしてアドバイスなどがありましたらコメントお願いします。



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