第5話 才能

俺が家に帰るとなぜか家の中に小さな猫がいた。えーーと鍵はかけてあったよな。なんでこんなところに猫がいるんだ?猫派の俺には猫と触れ合えて楽しいがここってペット可なのか?俺の疑問を察したかのように猫は光の玉に変わった。

「おかえり。」「た、ただいま。」今猫が光の玉に変わったよな。まったく理解ができない。ただ光の玉はそんなことお構いなしにこれからのことを話し始めた。「今日はこの世界について少し教えておこうかな。でも少し長くなっちゃうかも。」「少し待ってくれ。今の猫は何だったんだ?」「あーーあれは僕だよ。」

でしょうね。あなた以外に考えられません。「わかっていないようだから説明すると僕は変身できるんだよ。さっきはこのエネルギーを変形させて猫にしてただけ。」へーー。そんなことできるんですね。ていうかそういうことは早くいってほしいし、その光のたまってエネルギーだったんだ。

「わかった。それで今日の講義はなんだ?」「講義っていうほどのものではないけど一応この世界のことを伝えておこうと思う。」おーー。それはめっちゃうれしい。この世界のことまったくわかってないんだよね。それのせいで学校になじめそうにないしありがたく聞かせてもらう。

「この世界は気づいているとは思うけど君がもともといた世界とは違う世界で、化学じゃなくて魔法を使うようになった世界だよ。でも地理とかは元の世界と変わらないし言語は読めるようにしてるから大丈夫。」不思議に思ってたけど言葉がわかるのってそういうことだったんだ。原理はわかんないけど。「そして君が持っている才能は『全言語』『身長』『属性魔法』の3つになってる。この才能ってのは人がもとから持っているスキルみたいなものだね。」

なるほどね。ちゃんとあの少女に言った身長はスキルとして反映されているのか。でもこのスキルに身長ってどういうことだ?「えーーと・・・」「僕はノアだよ。」「ノア、この身長っていうスキルってどういうことだ?」「それは僕にもわからない。だって初めて見たスキルだしこんなスキルあること初めて知っから。」・・・もしかしてこのスキル死にスキルか?あの子なんでスキルで身長を付けたんだよ。普通に身長が高い人に転生できればいいのに。「もしかしたら便利なスキルなのかもしれないし学校で聞いてみたら?」確かにそれはいいアイデアだ。このスキルをつけた本人ならこのスキルについて何かわかるかもしれないし。俺は明日を楽しみに布団に入った。


あとがき


読んでいただきありがとうございます。作者のkurarasimonです。もう一つの作品も読んでいただけると嬉しいです。

何かアドバイスなどがありましたら教えていただけると幸いです。


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