第4話 仮面

「クララ先生。」俺が声をかけると怪訝そうな顔でこちらに振り向いた。あれ?もしかして人違いか?「何ですか?ポールさん。そして私の名前はクララではなくエマです。」「え?でも先生が自分を神判しましたよね?」「それは私ではありません。きっと疲れているんでしょう。早く家に帰りなさい。」そういうと先生はスタスタと去っていった。これは人違いだったぽいな。最悪だ。だから初日はおとなしくクラスのことを見ていようと思ってたのに。ここにいても仕方がないし帰るか。俺はさっき来たばかりの道を歩いて帰った。

~エマ?~

私はエマ・ミシェルここカーク魔法学校の教師です。今は2年生の1クラスを担当しています。ただここで働いてもらえる給料はせいぜい平均収入より少し高い程度しかもらえません。ひどい時だと平均収入を切ってしまう月もあります。

なので最近副業を始めました!その副業というのは神になって死んだ者たちに裁きを下すというものです。死んだ世界ではいろいろな世界線が混じっているようで異世界の人たちの話も聞けて面白いです。最近やった人は交通事故?で死んでしまったそうです。私には交通事故というものがどのようなものなのかもわかりませんがその人は自分のせいで死んでしまったということはわかりました。

でもその人は生きているときの行いが良かったそうなので転生することができてさらに一つ願いをかなえることができました。こんなのうらやましい限りです。私も美貌を転生して獲得したいです。すいません。少し脱線しました。

それでその人はいろんな願いがある中で身長を願ったんです!信じられません。せっかくのチャンスを身長なんかに使うなんて私には理解できません。まあそれはおいとておいて基本神として裁いた人と会うことは一生ありません。それなのにあの人はこの学校の生徒だったんです。しかも私のクラスで私のことを神判を下した人だと疑っているようです。こういう時ってどうしたらいいんでしょう?副業を始めるときにもらったマニュアルにはそういうことが書いてありませんでした。聞こうにもどうやって聞いたらいいのかわかりません。ああどうしましょう。


あとがき


読んでいただいてありがとうございます。kurarasimonです。視点を変えていく話を書いてみたかったんですかやってみると話を整理しやすくていいですね。

何かアドバイスがありましたら教えていただけると幸いです。

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