ここからめんどくさくなった
いつの間にここにいた楓に呼びかける。
「楓、いろいろ言いたいことあるけど上がって」
ってかほんとにいつの間に?
「言いたいことってなんやねん。俺は伊織を心配して入ってきたんや!」
勝手に入ってきた自覚はあったらしい。
靴を脱いでないだけまだマシだとかなんとか、ぶつくさ言いながら廊下に侵入してくる。
おい、勝手に洗面所行くな。
そんでちゃっかり僕のうがいコップ使うな。
いろいろ言っていたのだが、聞かない。困ったもんだ。
「それよりあれどないすんの?」
そんなことなど気にしない主義の楓の手により急に話題が戻ってきた。
きっと幽霊のことだろう。
僕にどうこうできるものじゃないから、僕に聞かれても困るんだけど。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます