第610話 エレベーター(断言)
※一昨日更新予定の話が投稿されていませんでした。
正しい話の並びは
第607話 ふぃっしーんぐ
第608話 ここで『三ちゃんとデートしたかったのよ!』と言えないから駄目なのです
第609話 那古野城天守
第610話 エレベーター(断言)
となります。
途中に話を挿入できなかったので、編集という形にしました。そのためコメントが一部ズレていますがご了承ください(._.)
『またとんでもないことを考え始めた』
むしろ史実再現では? 名古屋城にエレベーターは。
『鉄筋コンクリートの城は史実と認めません』
めんどくさい歴史オタであった。
まぁでもこの時代に
『いくら名声が上がっても、あなたを妻にしたら垂直急降下するのでは?』
解せぬ。むしろ私のような見目麗しく気立てもよく見目麗しい妻を手に入れたことを褒め称えられるべきでしょうが。大事なことだから二回言いました。
『そういうところです』
こういうところらしい。
エレベーターを作るとして、問題となるのは動力よね。
まず思いつくのは電動モーター。でも、この時代にそんなものあるはずがない。今の技術で作ることも不可能と。私が作ってもいいけれど、やはりここは科学の発展を待たなくちゃね。
あとは蒸気機関とか? いやでも今から試作をしていては間に合わないか。やはり蒸気機関開発は一大イベント。ゆっくりじっくりとやっていきたいものよね。
『オタク特有の面倒くさいこだわり……』
鉄骨名古屋城を認めない歴オタに言われたくないわい。
え~っとあとは水車動力を使うとか? いやでも巻き上げるのはいいとしても元に戻すのが大変よね。水車動力は基本的に一方通行(?)なのだ。
となると……人力とか? ぐるぐるとロープを巻き取ったり緩めたり。でも那古野城の地下でぐるぐると強制労働させられる人々を想像するとビジュアル最悪ね。河童さんに頼む? キュウリを報酬に延々と……。
『やめてあげなさい』
心優しいプリちゃんであった。河童さんのパワーならいけると思うんだけどなぁ。
……パワーだけなら、ポーションを大量にぶっかけられてマッスルになった(一部の)根来衆に頼むというのも……。
『やめてあげなさい』
心優しいプリちゃんであった。ここがマッスルの使いどころでしょうにー。
それはともかく。エレベーターを使うのは守護とか三ちゃんというお偉いさんだものね。万が一の事故も起こしちゃいけないのだから、未熟な技術に頼るのは危ないわよね。
…………。
……よし、ここは魔法の絨毯といきましょうか。
『また突拍子のない発想を』
むしろ安心安全で速度調整も自由自在と最高の選択肢じゃない?
『電動モーターや蒸気機関は技術の発展を待つとか言っていたくせに……』
アレは科学。コレは魔法。わっかるかな~?
『ぶん殴っていいですか?』
マジすみませんでした。
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