第2話 おしゃれ女子キララ
学校の人気者、
それだけでもよく状況がのみこめてないのに、光はさらに驚きの
行動をとった。
「はい、これ俺のメアド。」
「は?」
「「え~!?」」
「いやぶつかっただけでメアド交換って…」
「いいじゃん!俺君に興味あるんだ。」
「なんで?」
「同じ人気者だから!どんな子か気になってたし。俺。」
「はあ…まあ受け取っとく。」
「ありがと‼じゃあね!」
光は去っていった…がしかし、状況がのみこめていない私達三人は彼の姿が
見えなくなるまでその場に立っていた。
「あ、ねえそろそろ一限目の準備しないと。」
「うん…」
私たちは朝ご飯を食べた後、一限目の準備に入った。
四時限目が終わったお昼時間、なんだか廊下が騒がしかった。
「ねえ、何?あれ?」
私は一緒に行動していた桜に聞いた。
「あれは、最近おしゃれで話題の星野キララちゃんだよ。」
彼女は金髪のロングヘアをカールしていた。
「へぇー。」
「そういえばあの子、今日会った光君が好きって言う噂が流れているんだ。」
「ふ~ん。まあけど並んでも違和感なさそうだね。」
「あっ‼光君!」
彼女は歩いていた光を見つけると、彼の名前を呼んで手招きした。
「あっキララじゃん。」
「何してるの?」
「お昼ご飯食べに行こうと思って。」
「じゃあ一緒に行ってもいい?」
「うん。いいよ。」
「てことだから、じゃあね!みんな!」
彼女は光と一緒にお昼ご飯を食べに行った。すると、光からメールがきた。
『ごめん‼絆を誘おうと思っていたんだけど、キララと行くことに
なっちゃった‼』
『いいよ。というかキララって可愛いね。』
『あれ⁉いたの⁉』
『うん。』
返信していたら、画面を桜といつの間にかいたフウカがのぞいていた。
「うわ!人のスマホのぞかんでよ!」
「いや~、仲良いね~。二人。」
「いやどこが。てかいつの間に来てたのフウカ。」
「あ、うん。二人の姿が見えたから来た。てかさっきキララいたの?
見たかった~。」
「うん。光とお昼食べに行ったよ。」
「ふ~ん。てか絆はどうなの?」
「何が?」
「いやだってあの人気者の光君だよ?絆は興味ないの?」
「え、いや恋愛自体に興味無いからな~。」
私は恋に興味がない。だから光にも興味がない。
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