2019

『かいまみる』

見えたかも

物言わない君の言わない想い

それは強くて 人には言えない


2019.12.10



『世界は小さくなっていく』

みんな自分から見える範囲のことしか考えない

みんな見る範囲がどんどん小さくなっている

ちぢむ ちぢむ 縮む世界


2019.12.10



『やって来ました、ハローハロー』

冬になると顔を出す

指の腹に現れる

パックリさん

今年もやっぱりいらっしゃった


2019.12.8



『自分が見えない』

焦る日々だけど、自分が見えないのは当たり前

目は自分を見るようには出来てない

自分なんて

見えていない方が幸せなのかもしれない


2019.12.8



『ないないろん』

進めてない

目指してる先もない

ないないない

ないない論


2019.11.26



『オツカレエタア』

んもう一歩も歩けないわ

くったくたよ

頭も目も痛い

へんろへろよ

でも充実してる楽しかった今日一日


2019.11.26



『ぎょろりぎろり』

その目でどんな夢を見る


2019.10.16



『便利かえ?』

それ便利なん?

どうかいね

便利なんちゃうんかいね

どうなんかいね


2019.10.16



『無』

何もねぇや、俺

何もねぇ


2019.9.24



『別の僕』

違う僕を作って、もうひとつの僕を生きる

けど結局

僕は僕、やっぱり僕


2019.9.24



『好きなもの』

集めましょ、いっぱいいっぱい好きなもの

ついでにしあわせも集まるかしらん


2019.9.23



『バンバカバーン』

分かってんだ、後で悔やむの

何であんなにイライラしちゃったのって

でも抑えられないの

そのときはガーって怒っちゃうの

反省知らずの私


2019.9.23



『怯える君よ』

目を覆うその手は誰かの手じゃない

君の手だ

君の意思でどけられるものだ

知ることを恐れ目を覆う君よ

周りの美しいものからも目を逸らしてしまうのかい?


2019.8.25



『在るわたし』

誰もわたしを考えない

人を攻撃する道具にするばかり

在るわたし、在るわたし

そしてわたしはただ在るばかり


2019.8.25

少女の心は蚊帳の外



『舞うわ』

るんらるんら、らんるらんる

踊ります、私

舞います、私

るんらるんら、らんるらんる


2019.8.11



『私は生きている』

どうしてだろう、なぜだろう

私は生きている 私は生きている


2019.8.11



『本日行くわたくしめであります』

武器なんていう無価値なものの代替品として

わたくしめ、本日死にます

わたしくめ、本日死ぬのです

この死に価値など見出そうとはなさらんでください

わたくしめは無価値なものの代替品として死ぬのです

その死に価値などないのです


2019.8.11

彼らの死に価値を持たせたいのなら、戦争をせぬことです

武力を持たぬことです

(補足:実際は爆弾積んで、命中率を上げるために体当たりしていたそうなので、武器の代替品というとちょっと違う)



『将来は人を殺す職業に就きたいのです。子どもが目を輝かせて言う』

軍人になることを夢見る子どもがいない世界にせねばならぬのです。


2019.8.11




『一度拳を上げたら下ろせなくなりました』

そんなつもりじゃなかった

僕、本当は肝っ玉小さいんです

何も出来ないのに、担ぎ上げられちゃった

引けなくなっちゃった

どうしよう どうしよう


2017.7.27



『僕、かすれてる』

ちょっと前までははっきりしていた気がするのに

ところどころ、何かがなくなってる


2019.7.27



『僕は君が嫌いだ』

君は僕だ

僕は君だ


2019.6.23



『こぼれてく』

いろいろ持っていたんだ、キラキラしたの

たくさんあったんだ、ドキドキするの

ぜんぶ、どっか行った どこ行った

何でこんなに何もなくなってしまったんだろう


2019.6.23



『ハロー、フンヌ』

表に出せない怒りが内臓を食い破る

どこにも行けないこの子

私を糧に育っていくばかり


2019.4.29



『生きてる私』

生きてることは悪いことなのかしら

でも悪いことのように感じられるの

私は生き残ってしまったから


2019.4.29

生き残ったんちゃう、助かったんじゃ



『不満製造不満』

一個不満を言い出したら次の不満が生まれる

その不満は更なる不満を生み、キリがない

いつまで経っても満たされないね


2019.3.27



『きたえてまっする』

肉体美ってやつをその目に焼き付けたまえ


2019.3.27



『泥製です』

振りかざす正義

そこに誠意はあるのかい?


2019.3.9



『忘れてまんねん』

すべてのことが一過性

何でもかんでもすぐ忘れちゃう

忘れ過ぎて忘れてることにも気付けない


2019.3.9



『求めたの』

手をめいっぱいに伸ばした

けれど握りとめてくれる人はいなかった

そして私はいなくなった


2019.2.17



『君が僕を殺す』

僕は好きだったよ

君のこと


2019.2.17



『きらり、きら子ちゃん』

ああ輝かしい、眩しいわ

目が痛いくらい

それでもずっと見ていたい

君は毎日が発見であふれている


2019.1.17



『コミュニケーションなむなむ』

理解出来るのも出来ないのも交流さ

そこに尊厳と敬意とがあればね


2019.1.17

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