会議。

 アーリスに据え膳にさせられて、他の者に食われるってコレ、2回目よね。


「こんなので良いの?」

『正直もう、ヤれたので満足です』


「ローレンス」

『使命感や義務感から抱いてる、抱かれてるって思うのも、思われるのも嫌だったので。凄く良かったですよ、エロスを体現してて、何もかもどうでも良くなりました』


「何か、変な性癖を身に付けて無い?」

『いえローシュがエロ過ぎるだけですよ、他の者に同じ様に誘われても、揺らがないから心配しないで下さい』


「そこだけは安心だけど」

『はい、休憩は終わりですよ、頑張って下さいローシュ』


 彼に的確な名を付け過ぎたと思う。

 絶倫が過ぎる、ローレンス・カサノヴァ。




《ネオス、元は君がローシュに話が有ると行ったのが切っ掛けだったと思いますが》

『あ、はい、文字の神について聞こうかと』


《それなら、北欧神話のヘイルダム神、リーグルと名乗りルーン文字を伝えたとされてますよ》

『あぁ、近くにいらっしゃったんですね』


《ですがローシュから貴重な話も聞けましたし、却って良かったかも知れませんね》


『民話、神話の事ですか?』

《いえ、本当の名、真名についてですよ》


『まだご存知無かったんですか?』

《考えるに、不釣り合いなり華美な名前だと考えての事なのか、本気で真名を守る為かその両方か。そして家名、家紋、名にプルーナが使われると随分と詳しかった事、セレッサの名はチレッシ色の意味を持つ事から、草木や色に関する名を持つのではと》


『可能性としては、確かにそうかも知れませんが』

《子の名前を考えないといけませからね、そこから様子を伺おうかと、なので少し協力して下さい。植物の名をローシュの国の言葉に変換して貰えませんか?》


『協力したいのですが、聞いて初めて分かるモノなので』

《成程、そう作用しているんですね》


『はい』


《では、やはり人を集めなければいけませんね、ローシュと同じ民族を》

『キャラバンには居ないんですか?』


《輸出入や上陸は中つ国のみが受け持っているんです、海路で向かっても何処も受け入れては貰えず、しかも言葉が中つ国とも違う》


『その役目、私が担えませんか?』

《それこそローレンスと同じ様に、行っても国から戻る事が不可能になるかも知れませんよ、向こうにしてみれば万能の通訳者なのですから》


『髪の色を戻し、サミー等の海沿いの者とし、最悪は北の地を伝って逃げようかと』

《ぁあ、アイヌ方面からですか、なら寧ろロウヒの繋がりを使わせて頂き、そう向かった方が良いかと》


『キャラバンは交易はしていないのですか?』

《拠点での交易なんですよ、海路はかなり複雑で港が無い、そして疫病対策に立ち入る事を拒絶されていまして。そうですね、ウムトを呼びましょうか》


 そうしてルツさんが地図を広げ、ウムトさんがなぞったキャラバンのルートは。

 ルーマニア、キエフ共和国、イルハン共和国、モンゴル帝国から中つ国へ。


 確かに自治区へは行かないらしい。


『大雑把に、だけれど、極東に興味が有るのかな』

《いえ、交易が北限では行われていない理由と、シルクロードの成り立ちを話してたんですよ》


『ぁあ、中つ国が独占していたシルクよりも良い、ダッカモスリンが出て慌てて流したからシルク(投げ売り)ロードってね。揶揄も有ったんだが、そのまま定着したらしいよ』

《ダッカモスリンの方が薄く軽く扱い易いので、危うく戦争になりかけたんですよね》


『ただダッカモスリンは技術が凄いのと、その土地の気候に似ていなければ製造が難しい。で、シルクの製法を急いで出回らせるか、戦争か』

《ですがイルハン共和国、モンゴル帝国がダッカモスリンを滅ぼすなら滅ぼすと宣戦布告紛いの事をして、シルクが一気に広まった》


『技術の独占だけならまだ分かる、けれども他の技術を滅ぼす事を神々もキャラバンも許さなかった。そしてキャラバンは戦争になる前に事態を抑える代わりとして、中つ国に極東との交易の仲介役をやって貰っているワケだ』


《それで、自治区の海沿いの厳しさをお願い出来ますか》

『あぁ、大型船だと相当迂回する事になるんだ、岩が多い。そうして例え上陸しても、彼らも遊牧民、近くに居るとは限らない。仮に彼らの居る場所へ行くにしても、道が悪過ぎる、そして彼らはそう欲さない。しかも多くの移動手段を持っているとして、彼らがモンゴルまで買いに来るからね、不要な来客でしか無いんだよ』


《自称冒険家が立ち入り、実際にも病が広がり大変な目に遭ったと、彼らは特定の者以外には外部と関わらせないんです》

『そして中つ国を滅ぼそうとしたイルハン共和国、モンゴル帝国を止めたのも彼ら、国を滅ぼせば地が荒れるとして代表者と贈り物を寄越した。以降は提供しないぞ、と脅したんだよ』


《羊やトナカイは大事な主食ですし、毛も重用されていますからね》

『樺の樹液や皮だ熊の肝だ、彼らが出し渋れば困るのは自分達、しかもどの位の数が居るのか分からない。本格的な戦争になれば潰されるかも知れないなら、見逃してやった方が得だ、となったのさ』


《ぁあ、熊の肝は男が欲しますから、両国が男系で助かりましたよ》

『その点でも、中つ国はハーブやスパイスの扱いが上手いから追い詰められる事は無い筈だったんだが、2代目が見事に愚王で口を滑らせたと聞いているよ』


《直ぐに処刑されて次代になってからは、落ち着いたそうで》

『子が多過ぎるのも考えモノだ、と多く娶った者は1人につき3人までとなったのも、その頃らしい』


《ですけど、あまりに愚かだと神の元へ帰ってしまうのでしょう》

『中つ国では、だろう、恐ろしい事だよ』


 全く、恐ろしいとは思ってもいない様な、寧ろ当たり前だとでも言う様な笑顔。

 生まない側の傲慢さだとも思えるけれど、確かに私の様な愚か者を育てる位なら。


《滅多に無い事だそうですから、大丈夫ですよ》

『それに平民なら幾ら産んでも構わないんだ、羨ましいよ君が、多くを持つ者程選ばなくてはいけないからね』


《ならローシュは諦めて下さい、それこそ争いの火種になりかねませんよ》

『貰い受けたとするから大丈夫だよ、ウチはまだ実子だけだからね、3人は産んで貰える』


《ローシュの前に攻略しなくてはいけない砦が有るんですから、高望みはしない方が良いですよ、失意は心身を蝕む病の元になり易いんですから》

『既に私は有能さを示している、後はどう活用すべきかを売り込むよ。では失礼するよルツ』


《そうですか、頑張って下さい》

『ありがとうございました』


 私とローシュの子。

 ローシュは望むのだろうか。


《ネオス、サミーや自治区の者の手助けで行く事は可能かも知れません。ですが、君は年を多く偽っているとはいえど、若い時間は限られてしまいますよ》


『ローレンスが頑張るなら、私も頑張るべきかと』

《ふむ、であるなら冬の方が良いじゃろ、移動が楽じゃでな》

《アナタは、どうお呼びすれば良いですかね》


《まぁ、この辺であればAos Síアオシーで問題無いじゃろ》

《ではアオシー、どうして冬なのですか》


《今の季節は蓄えの時期、狩って鞣して煮て、と忙しいで行商には行かぬのだよ》

《成程》


《それに移動手段じゃよ、動物を用いてソリで移動する、時には竜もじゃが。吹雪の時だけなんじゃよ、見られてはマズいでな》

《ぁあ、ズメウを移動手段に、ですか》


《外部と接する者だけじゃよ、疫病を何よりも恐れておるでな、それこそロウヒ経由は妥当じゃよね》


《成程、ならアーリスの恩恵を受け取っておいた方が良いかも知れませんね?》

『体液ですか?』

《じゃの!》




 やっとローシュ様と一緒に居られる。

 日向ぼっこしながら、抱っこして貰ってる。


《他にはどんなお話をしたんですか?》

「本当にもう、それこそ神様についてよ。ドイツだとデュオニソス様はゴブニュ様やスケールス様としていらっしゃるから、ワインは剣より強しだわねって」


《お酒の神様が居ない神話って、逆に無いかもなんですね?》


「綺麗なお水が飲めない時代は、子供でもお酒を飲んでたの、大事な飲み物だったのよ」

《妊婦さんも?》


「そう、じゃないと上下水道の整備もされてないから、直ぐに病気が広まって。だから安全な飲み物がそれしかなかった、しかも楽しくなれるし薬にもなる、万能の液体だった」

《それで綺麗なお水が豊かな土地には、精霊や神様が居る》


「ありがたいから大事にしましょう、汚したらいけませんよ、罰が当たりますよ」

《お墓を荒らすな、幽霊が出るぞ》


「意外と見ないのよね、いつか見ちゃうんじゃないかと思ってたのに」

《居るんですかね?》


「見たい?」


《んー、見るだけなら別に、お話が出来ないなら他の事がしたいですね》

「何がしたい?」


《早く大きくなりたいです》

「ダメ、“小さきものはみなうつくし”、可愛がられるのも子の務めよファウスト」


《はーい》

「あ、今さっきの意味はね」


 小さいと何でも可愛いって。

 なら僕が子供だから、可愛がってくれてるだけ?




《お邪魔させて貰うわね?》


 ルツと地図を見ながら運河を何処に作るか、どう作るか、それから温泉の事とかを話してたんだけど。

 部屋に軽装のローシュが尋ねて来て。


『えーっと、シェヘラザード様?』

《何か問題でも》

《そう警戒しないでルツの坊や、ローシュと話をしていて、面白い事を思い付いたの》


《面白い、と言われると少し不安ですが》

《聖杯戦争、ココではブリテンだけで済ませた民話に近い神話となっているでしょう、だからエサにするのよ聖杯を》


《ほう》

《東欧の黒い魔女が持つ、万病を治す奇跡の白い聖杯》

『アンジェリークの事だよね、知ってる者にしてみたら』


《ウチを争いの場にする気ですか》

《最悪は、そうするしか無いんじゃない、情勢的にも。周辺諸国には再び恩を売れるわ、鎖国は内側からだけじゃ難しい、成立させるには内外からじゃないと》


 確かにウチが入れないだけじゃ、勝手に入って来るのが居れば、結局は意味が無い。

 けど。


《最終手段としては考えますが、国外へ出し難くなりますよ》

《船もセレッサも有るじゃない》


『そう神話みたいに上手くいくかな』

《いくかな、じゃないのよ、いかせれば良いの》


《ローシュを使い倒す気ですね》

《だって両方の宗教への理解、平和とは何かを理解している子が次に現れるのは、いつか。なら使うしかないじゃない、千年王国を築く為に、赤き衣を纏うに相応しい名だし》


『ルツ、千年王国って?』

《千年平和である王国を存在させる、各国が平和になる状態、世界平和の事です。赤き衣を纏う者が敵を打ち倒し、平和を齎すと考えられているんです、とある宗派では》


『ローシュの名前は確かに赤だけど』

《そう、各国でも赤を意味する名を残し、赤を着た》

《ですがまだ一部の者にだけ、です》


《共通貨幣と同じく、使いの鳩に共通名義とさせれば、直ぐに広まる筈よ》

《共通名義、ローシュがかなり前に言った、パブリックドメインですか》


《フリーメーソン、だけでは弱いもの、それともサンジェルマン家やホーエンハイム家を巻き込むの?》


《いえ、ローシュは望まないかと》

《そうよね、フリーメーソンはフリーメーソン、ローシュはローシュでないとね》


『そうして炙り出してウチに来させるの?』

《直ぐには無理でしょうから、準備をしてから、ね》

《双方の、でしょうね》


《そうそう、ふふふ》


《ローシュには》

《言ったら流石にアナタ達が怒るだろうし、彼女とはまだまだ話したいから言って無いわ》


《そこですか》

《そこも、よ》


《考えさせて下さい》


 ルツは大概の事は直ぐに答えを出せるのに、珍しい。




『ローレンスは、うん、大丈夫そうだね』

『はい、助かりましたアーリス』

《では、ローシュ抜きで、コチラで作戦会議を始めましょうか》

『はい』


 ファウストとローシュ抜き、ネオスには悪いけどスッキリした状態で、今後の話し合いをする事に。


 と言っても俺がスペインに行く案は揺らがず、ドイツのキールに一旦寄港し、そのままキール運河を通り反対側へ。

 そこからは一気にポルトガルへ、セレッサに手伝って貰い夜間航行を実行して貰う事に。


『死んだら悲しんでくれますかね』

《大泣きして差し上げますよ》

『じゃあ僕は、より賢い息子か弟に、生まれ変わるれる様に願っておいてあげる』

『なら私も、ルツさんの息子さんに生まれ変われる様に、今夜から祈っておきますね』


『君が1番質が悪いよネオス』

『なら死ななければ良いだけかと』

《ですね、揺らがなそうですが、弱気になったら言って下さい。とっておきの呪文を教えて差し上げますから》




 ローレンスを退席させファウストの相手を任せ、ローシュを加えて話し合う事に。


《ネオスにも動いて貰う事になりました》

『極東へ向かいます、自治区を抜け、北東の地に行こうかと』


「何故」

《アナタの為です、最悪は安全な場所に逃げて頂きたいんです》

『キャラバンでも情報が得られそうにないので、行こうかと』


「その、神様や精霊も?」

《我は無理じゃね、性質が違うのか情報も何も得られんのじゃよ》


「あぁ、風神様でしょうからね、向こうは」

《と言うか強いんじゃよね、意志が、明確に共有せぬと拒絶されとる感じじゃ》


「中つ国の神様や精霊様でも」

《うむ、周辺諸国は軒並み沈黙を守っておる》

《ですがローシュに行かせ、何か有っては困ります。なので、ネオスが、ローレンスだけに辛い仕事を任せるワケにはいかないと》


「でも、入り難いって事は、出るのも難しいんじゃないの?」

《最悪は北のズメウ、ディーマに頼もうかと》

『ロウヒからサミー、そうしてアイヌと接触出来ればと』


「あぁ」


《最悪は、です。もしかすれば酵母菌が手に入るかも知れませんし、フリーメーソンの拠点も作れるかと》


「けど、病気を怖がって」

『それは僕とローシュの体液で大丈夫だって』

《寧ろ彼らと接して寝込むのはネオスの方かも知れないので、予防接種、ですね》


「ルートは?」

《キール運河を抜けた時点で、ネオスにはセレッサと共にアイスランドに行って貰い、そこからサミーの船で自治区に入って頂こうかと》


「私も行くわ、本当に逃げる事になるなら挨拶しないとだし、寧ろ私が直接挨拶するわディーマ君に。それで、ルツがローシュと名乗って裏の友好国に行ってフリーメーソンを設立させて、ファウストはアンジェリーク達と共にルーマニアに届けましょう」


《確かに、その方が安全かも知れませんが》

「セレッサを自治区の方にも紹介したいのよ、番を見付けてあげないとね」


『ルツ、ちょっと練り直そうよ、キール運河を抜けるまで日が有るんだし』

《ですね、少し考えさせて下さい》


「良いけど、そう考え込まないでね、もう直ぐ日暮れなんだから」

《ぁあ、となるともう着くんですね、ドイツに》

『何を食べようかローシュ』


「そうねぇ、先ずはウムトに聞きに行きましょ」

『ならファウストを連れてくと良いよ、子供が居ると手加減するっぽいし、ネオスも付き添って』

『はい』


「じゃあ、行ってくるわね」

《はい》


 離れる想定をしていなかった、当たり前に一緒に居るものだと。

 けれどその相手はアーリス、人型を保つにも、ローシュの為にも。


 互いを必要とする存在は、アーリスとローシュだけ。


『ルツ、考えて無かった?離れるって』

《はい、逃がす時以外は、はい》


『ローシュにも僕にもルツは必要だよ?』

《そうですかね、最悪は2人で逃げれば生きる事は可能でしょう》


『拗ねてる』

《そうかも知れませんね》


『ローシュはルツを手放す気はないと思うよ?それに直ぐ帰って来るつも』

《より良く、と考えれば、ローシュの案が最適です。でも私は離れたくないからと、効率を無視して考えてしまっていたんです、考える役目だと言うのに》


『本当は皆一緒が1番なんだし、離れたく無いのは分かるし、まだ間違えたワケじゃないから良いと思うよ?』


《君の方が賢いですよね、私は情報と自分の感情に左右されている。でも君は真っ直ぐに、直ぐに答えに辿り着ける、優秀ですよ》

『でも腹芸は無理だし、知らない事が多いし、僕と同じ位にローシュの役に立ってると思うよ?』


《そう在ろうとしていて、コレですし》

『もー、あ、ローシュから離れる提案をされて寂しい?』


《ぁあ、多分、それかと》

『自分の気持ちに疎いよね本当、だからウムトに心配されたり、付入られそうになるんだよ』


《アレ、どうにか出来ませんかね》

『寧ろ条件を出せば?3つ位』


《例えば、どの様な?》

《あ、それ、私に良い考えが有るのだけれど》

『おっ、聞かせてシェヘラザード様』




 ローシュとの子を設ける為の条件、その1つ目は。


『魔石を手に入れろ、とは』

《君が手に入れるんですよ、ウムト》


『大きさは』

《最小で、この位までですね》


『仮に手に入れたとしてもだ』

《勿論、手に入れた国の神殿でお伺いを立てて頂いてから。加工は我が国でしますから問題は有りませんよ》


『先程の大きさだとしても』

《船が買えるのは知ってますが。寧ろその程度の価値だとしか思っていないのなら、今後は手を出さないで頂けますかね》


『いや、うん、残りの2つはなんだろうか』

《せっかちですね、先ずは1つ、こなしてからですよ》


『まるで神話だ、いや、だからこそか』

《分かって頂ければ良いんですよ》


『だが口説くのは止めない』


《良いですが、あまりしつこいと本気で嫌われますよ、気を付けて下さいね》


 あのルツが助言をくれるとは。

 残り2つが更に厳しいのか、そもコレが叶わないと知って。


 いや、なら絶対に手に入りそうも無い、黄金羊の毛だとかを言えば。

 いや逆に私は手に入らないと分かっているとするなら、それこそ理になる様な物を要求する筈。


 なら、コレは本当に、神の試練の様な事なのだろうか。

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