第33話
僕が囚われている一室……そこの隣に浴室が存在していた。
琴美の手で鎖が外され、自由の身となった僕は琴美の手の中にすっぽりと埋まり、その浴室へと連れ込まれ、服を脱がされていた。
ちなみに、鎖が外されたときに逃亡しようと僕も足掻いたのだが、琴美の剛力を前に逃げることは出来なかった。
「……んっ。待って……そこは」
「ふふふ。お風呂なんだよ……?全身きれいにしないとね?」
裸の僕と裸の琴美が抱き合い、お湯と泡で混ざり合う。
僕は頑としても瞳を開けない。
「は、はふぅん……」
琴美のおっぱいが僕の体に押し付けられ、お湯よりも温かい琴美の体温が僕の全身を包み込み、自身の敏感なところが琴美に弄られる。
「……んぅ」
頭も、顔も、全身も。
すべて琴美の手の平と体で洗わられる中、変な声を出さない方がおかしいだろう。
「はぁぁぁぁぁ」
「ふふふ」
僕の耳元に琴美の笑い声が転がる。
「ここ、おっきくなっているね」
「んにゃッ!?」
僕の……最も敏感なところが触れられ、顔が真っ赤に染まる。
「ねぇ……気持ちいい?」
「……ぁ……ぁ」
■■■■■
この日。
僕は大人の階段を登ることになった。性欲と暴力には敵わなかった。
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