第32話
「な、な、何しているのッ!?」
僕は全裸で部屋へと入ってきた琴美に驚愕し、大慌てで目を背ける。
「言ったでしょ?お風呂に入ろって」
「お、お風呂……?」
僕は目を背けながら彼女の言葉に首を傾げる。
こんな状況でお風呂に入ると言うのか……?
部屋にお風呂なんて無いけど……この部屋から出させてくれるのだろうか?
「そう。お・ふ・ろ!」
「ひぃうん!?」
耳元にかけられた息に僕は反応し、体を震わせる。
あっ……待って。
背中に柔らかい2つの感触……い、今僕の後ろには全裸の女の子が……。
僕もちゃんと健全な男の子である。
女の子の裸を前にしたら興奮だってするし、自慰行為だってする。
相手が僕を監禁し、汚い口移しをしてくるような相手であったとしても、琴美は普通に可愛い女の子だし、こういうことされると……普通に下半身が荒ぶりそうになる。
今の僕は琴美への恐怖と欲情との間で揺れ動いていた。
……いや、考えるな。琴美は僕を監禁している女だぞ?それに揺れ動いてどうするんだッ!
「ふー。さぁ、お風呂行こ?」
何も考えるな……!すべてを感じろッ!僕ッ!
あとがき
新作ー。読んでくれると嬉しいなぁ。
『毛むくじゃらなドワーフたちからパイ◯ンだからと国から追放されたTS転生ドワーフパイ◯ン褐色ロリ娘である僕は飢饉に苦しむ国家へと流れ着き、そこで農業革命を起こして国を救っちゃいます!』
『https://kakuyomu.jp/works/16817330651873950545』
え……?新作書いてないで、ちゃんと毎日投稿しろって?
書いてみたけど、普通のラブコメ書くの苦手なんだよ、僕。全然進まない。
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