第2話 令和4年12月17日(土)

令和4年12月17日 土曜日


 特にしなければならない事というのも差し当たって無かったので家にあった少年ジャンプ3冊を資源ゴミ収集所に持って行くというか捨てにいく所から今日の一日が始まったのである。

 住んでいるアパートの部屋を一歩出ると向かいの部屋の住人も外出か何かをしようとしているような物音が聞こえてきたのであるのだが、向かいの住人というのが不細工で波平さんのような禿頭でしゃべり方やしゃべる言葉の内容なんかからも地域の住民に嫌われているような人間で同じ階の精神科病院に長期入院をしていた年輩の女性を彼女だと周囲に触れ回っていたりもしていて始末に負えないような人間で僕も何度か言い争いをしたこともあったり何を根拠にしているのかよくわからないけれど偉そうな口振りで話しかけてくるので辟易しているし「早く死なないかな~」なんて事も思わされているのである。


 アパートの向かいの住人というのは、何を切っ掛けになのかわからないけれどもいつからか「生活保護」を受給しているらしいのであるのだが、自転車に乗って町中をふらふらしていたりパチンコ店や競艇の場外舟券発売所で姿を見かけることもあったりしていて「ろくなもんじゃない」とおもっているのであるのだ。


 何年か前に癌で地域医療センターに入院していたのであるのだが、「憎まれっ子世にはばかる」という言葉もあるように存外に人に嫌われている人間というのは、長生きするようにできているようで僕の母親や父親もとうの昔に亡くなってしまっているのであるのだが、何でこんなおっさんがのうのうと生きていてと心の中で歯噛みをしているまいにちであるのだった。


 話を元に戻すと自分が出掛けようとするタイミングに合わせたかのように向かいの部屋に住むおっさんも行動を始めて同じタイミングでエレベーターに乗ることになってしまったのであるが、僕が向かいの住人のおっさんに何かしら話しかけるような事もなく黙って一階のボタンを押すだけであった。

 

 向かいのおっさんも同じエレベーターに乗って何か話しかけるようなことがありそうであったのだが、自分の僕に対しての否があるいくつかの言葉や何度かの行動によって言葉を遮っていたのかもしれないのだろうと僕は思っていたのだった。

 

 とにもかくにも資源ゴミ収集所に古本を捨てに行くというのが、最大の目的であったのであるのだが資源ゴミ収集所に向かう途中に「クロネコヤマトの『梅谷 守』宛の不在者連絡票」を道路で発見してしまったので今日の行動予定の中に上越警察署というのを組み込まなければいけないかなと頭を少し悩ませられることになりつつもとりあえず日課のDーstation上越店へと足を向けたのであったが、道中に高田駅前交番と高田交番という警察官の居そうな場所があるのにあるのであるのだが、今日は土曜日という事もあり不在である可能性や当直で気の抜けた警察官が待機していそうな気もしていたのであるのだが、高田駅近辺まで歩みを進めてどうしようかなと考えていると何人かの女子高生の姿を見かけたので女子高生の歩いている方向に目を細めてみてみるとパトロールカーの赤色灯の部分が何となく確認できてしまったので宅配便の不在者連絡票を一枚持って上越警察署まで一時間以上歩いていくのも何だしな~千載一遇のチャンスとばかりに高田交番の入り口を開けて「ごめん下さい。」「落とし物を持ってきました。」と勤務中の警察官に話をすると上越警察署に問い合わせて「落とし物の手続きをするべきかどうかと確認をする」次第であったので、「まぁまぁ、時間潰しになるんだけどもさ~無理に落とし物の処理をしなくてもいいんじゃね?」と思いながらも若い現役の警察官とのやり取りをおこなったのであった。


 もっか僕は、パチンコ店の中で繰り広げられている厄介事に頭を悩まされていたりそこに日常的に通い続けている若者との関係についてもどのようにするべきなのかと判断に迷っている状況下にあるし、その他のパチンコ店に来ている人間の中で僕の目的の邪魔になっていたりわけのわからない考えを持ってパチンコ店に来ている人間についての対応についても苦慮し続けているのである。


 パチンコ店は、遊び場であって雇用されている従業員でなければ職場でもなんでもないので自分の立場や常識というものを持ってパチンコ店に来て欲しいものである。

 

 上越市には、厄介な人間というのが数多く住んであるようでパチンコ店というのはその縮図でもあり様々な国の人間がいたり老若男女や会社の経営者やアルバイトや契約社員や派遣社員なんかもいて貧富の差やパチンコ台やスロットなんかにもの勉強したり調べたりして自分に一番適しているものや合っているお店なんかを選ばなければならないのであるのだが、詰まる所で何が一番いいのかなんて事も時間の経過やその時その時の瞬間の感覚でしかないので後悔しないように自分自身で見極めなければならないのである。

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