第3話〜師匠と僕の出会い・・そして僕の『覚醒』〜
やぁ・・・・僕ですよ〜エルマ君で〜す。そういえばみなさんに師匠との出会いについて説明してませんでしたね。あれは・・・そう僕が住んでいた村が盗賊団によってめちゃくちゃにされた次の日のこと・・・・
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師匠「ん?何かおかしい・・・・静か過ぎる・・・・この村はまだ賑わっててもおかしくないと思うんだが・・・」
エルマ(7歳)「お母さん・・・?起きてよぉ・・・・もう朝だよ・・・・?」
師匠「おい・・・坊主。何があった?」
エルマ(7歳)「?おじさんだぁれ?」
師匠「・・・おじさんって言われる程老けてないはずなんだが・・・・まぁいい。何があったか教えてくれるか?」
エルマ(7歳)「えっとね?いっぱい剣だとか持った人たちが村に来てお爺ちゃん、あっおじいちゃんが村長なんだ!それでね。お爺ちゃんたちと何か話してた。それでね?なんか僕とミエラ・・・僕の幼馴染?っていうのかな・・・お兄がなんか慌てて僕とミエラ、後ミエラの妹のカエラと一緒に隠れてろって言われたんだ!」
師匠「・・・・そうか(なんてこった・・・この坊主わかってねぇ・・・とりあえずわかったことは・・・・この村は盗賊団に襲われたってこったな)坊主。ミエラ?とカエラ?はどこ行ったかわかるか?」
エルマ(7歳)「うん!二人ともケルアおばさんのとこに行った!多分もうすぐ来ると思う!」
ミエラ(7歳)「・・・エルマ・・・お母さん起きない・・・」
カエラ(5歳)「お姉ちゃん。なんでママ起きなかったの?」
師匠「(なんてこった・・・このチビたちしか生き残ってねえってのかよ・・・)3人ともちょっといいか?」
3人「「「?」」」
師匠「俺と一緒に来るか?お母さんたちを目覚めさせたいだろ?」
3人「「「うん!」」」
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この時に僕はただ母さんを目覚めさせる薬でもあるのかと思ってました。それはミエラとカエラも一緒です。でもある日・・・
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ミエラ(15歳)「エルマぁ・・・今日のご飯なんだろね?」
エルマ(15歳)「僕に聞かないでよ・・・ヴァルトルさんの気分次第なんだから・・・」
カエラ(10歳)「お姉ちゃん・・・おはよぉ〜・・・」
ミエラ(15歳)「おはよ。カエラ。それにしても昨日から帰り遅いね。」
エルマ(15歳)「確かに。いつもだったら一日以内で帰ってくるのに・・・」
その時でした。盗賊、しかも僕たちの仇のうちの一人が訪ねてきたんです。
盗賊「おう・・・坊主。泊まれるかい?」
エルマ(15歳)「・・・無理です。(小声で)ミエラ・・・カエラと一緒に二階に行ってて・・」
ミエラ(15歳)「(コクリ)」
盗賊「・・・そうかい・・・なら・・・金目のもんよこしてもらおうかなぁ・・・(ニヤァ)」
エルマ「・・・取れるものなら・・・やってみればいいじゃないか・・・」
盗賊「ほぉう?ククク・・クヒヒ・・生意気言ってんじゃねぇぞ!クソガキ!」
エルマ「・・・(ハイライトオフ)死ね・・・・」
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そう言って僕は盗賊に対して首を切り裂いて殺しました。えっ?方法?そんなの簡単じゃないですか。魔術で見えない刃を作って相手の首をなぞればいいんです。少なくとも僕はそうやって盗賊を殺しました。その後は・・・ご想像お任せします。えっ?ミエラとカエラはどうなったかって?二人は僕とは違うルートで旅してます。なんでもカエラが回復どこか修繕魔術を使えるってなったものですから。それでは過去回想はこの辺で・・・そろそろミスネの森に行かないと・・・
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