第3話 戦争の下準備

「で……どうしますか?アインさん」


 この少女、小栗晴香の言うどうしますか?はほぼ一択で報復するよね?ん?と言いたいのだ、まあ野蛮、目には目ををしてたらみんな盲目になるよ〜って誰の言葉だったっけ?人は人と話し合うために言語を覚えたはずなのになんでそんな暴力に手を染めるんだろうね〜私不思議!


「あ〜そうダネーワタシも帝国メンバーに手を出されてまあいいやで済ませられるほど出来た人間じゃないんだよネ〜」

「つまり?」


 私は飴玉を口に入れ転がしながら笑みを浮かべる


「オルゴールメンバーには誰に喧嘩を売ったのかしっかり知らしめないといけないヨネ?」

「もちろんです」


 そして私は足を組み高らかに宣言をする


「ハルカ!帝国構成員全てに伝えろ──戦争の時間だ」


 なんだかんだ言いつつ私も暴力側の人間でした☆いや……しょうがないじゃん、そうしないと主人公成長出来ないし


 さて、これからが大変だ、まず原作通り進めていくならその通りの順番で部下をぶつけていけばいいのだが正直に言おう!覚えてないんだな〜それが


 いや、しょうがないじゃん……もう5年くらい前なんだぜ?その小説が完結させたの……そんな敵の駒の出た順番とかいつまでも覚えてられないわ


 だが少し覚えていることもあって、まず帝国メンバーは名無しのモブ意外ほとんど単独で主人公チームに挑んでいる、コンビで登場したのは用心深い小栗と小栗のサポートで凶悪な能力を駆使する夜桜、そして本人にほとんど戦闘能力がない稲川とその護衛の藤宮くらいだ


 それについては私も書いていてこいつら自信過剰過ぎないか?とか思ったけどまあ……変に手を組まれると主人公のチームメンバーが誰かリタイアしちゃうかもしれないくらい強いメンバーもいたしそこはご都合と割り切った


 しかし今私が考えているのは主人公の超強化だ、そう考えると全員コンビで送り込んだ方が良さそうな気もしてきた……これは後で考えるか


 そしてこれは大事なのだが主人公チームに絶対ぶつけちゃダメなメンバー『厄災 』こと白石氷雨の事だ


 白石氷雨は周囲に厄災を振りまく魔法少女で『三厄災』と呼ばれる危険人物の1人だ、白石の能力はほぼ防御無視の厄災を無差別にぶつけてくるかなり危険な能力で帝国の地下6階に隔離されている


 白石が外に放出された話はかなり後半だがかなり強くなった主人公達でも近づくことすら出来なかっのだ、そんな彼女を物語の序盤それも主人公覚醒前に放出したとしたら……うん、地獄絵図だね()


 原作3章のアインは主人公達に苦戦したことにキレた結果白石を放出しようとするが再び地下に戻すまでに日本滅びるんじゃね?と思いながら書いていたな〜


 まあ、それくらいやばいキャラなので万が一がないように白石はこの物語に干渉させないことにしよう思っている、だって怖いし


 さて次に帝国メンバーについてだ

 まず帝国は魔法少女だけの組織としてはこの世界で1番巨大な組織で下っ端約50人、幹部4人そしてリーダーのワタシ合計約60人の組織だ、その中で名前が出てくるキャラは14人ワタシ除けば13人、さらに非戦闘員とその護衛を除いて11人さらにさらにまだ帝国に所属していないメンバーは1人、つまりワタシが今ぶつける順番を設定できるのは10人……白石忘れてた()じゃあ9人


「いや……少なすぎるダロ……(汗)」


 ちなみにモブ魔法少女を省いた理由は名無しキャラはなんの活躍もしないで退場するからで数に入れてもしょうがないのだ


 9人ってことは1人余るな……体育のペア決めを思い出すな〜うっ……頭が……


 まあ、いいや人数少ないなら少ないなりにやってみるだけだ、そう締めくくるとワタシは早速小栗を含めた9人のメンバーを呼び出した

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