1.4.1 学祭準備

 俺たちはまた身体洗いあっこをしていた。


 結衣ちゃんが背中を洗っていた。


 結衣ちゃんなら一安心だと思っていたのだが感触が柔らかいものに変わった。


「ゆ、結衣ちゃん……? 何で洗ってるのかな?」


「何って……おっぱいだよ」


 結衣ちゃんも大胆になったものである。


 裸になるだけで恥ずかしがっていたのに自分からおっぱいで身体洗いあっこをしてくれるとは……。


「あ、もしかして私のおっぱい気持ちよくなかった?」


「いや、十分すぎるくらい気持ちいいよ。俺のこれ見てよ」


「これって……まあ、大きい……!」


 まじまじと自分のものを見つめられるのは少し気恥ずかしかった。


「それだけ気持ちよくなってる証拠だよ。……大好きだよ、結衣ちゃん」


「いきなり何? 私も大好きだよ、光真君」


「あーあー私たちもいるのにイチャイチャしないでくれます?」


「そうですよ。妹の前で2人だけの世界に入らないでください」


 優奈とシルヴィアだった。


 2人も全裸であり豊満な身体が一糸まとわぬ姿だった。


 2人はおっぱいで俺の手を洗っていた。


 指におっぱいの感触が伝わりなかなかヤバかった。


「コウ君気持ちいい?」


「お兄ちゃん気持ちいいですか?」


 2人が上目遣いで聞いてきた。


 破壊力がヤバかった。


 か、可愛い……。


「ああ、2人とも気持ちいいぞ」


 俺はなるべく平常心でそう答える。


「コウ君のもの……その……いきり立ってるもんね」


「お兄ちゃんのもの……その……すごいです」


 ここは天国か。


 三方からおっぱいで責められるおっぱい天国だった。


 だが、俺には今日やりたいことがあった。


「みんな、今日は俺が洗ってあげよう」


「え?」


「どーしたの、コウ君?」


「お兄ちゃんになら身体のすみずみまで洗ってもらって構いませんよ」


 そして俺は3人にバスタブに手をついてこっちにお尻を突き出すよう指示した。


 そう俺はおっぱいだけでなくお尻も好きなのだ。


 だからこのシチュエーションは1度やってみたかった。


 3人ともお尻をフリフリしやがって……。


 ぐふふ、そそるぜ。


 おっといかんいかん、あくまで身体洗いあっこ、健全な身体洗いあっこだから。


「光真君、この体勢恥ずかしいよう……」


「コウ君の好きに……めちゃくちゃにして……」


「お兄ちゃんならいつでもウェルカムですよ」


 いや、本番はしないからな!?


 これじゃあ、まるで俺がバックで3人を責め立てようとしてるみたいじゃないか。


「あー、3人ともあくまで身体洗いあっこ、身体洗いあっこだからな」


「むー、コウ君だったら私の初めてあげてもいいのに」


「お兄ちゃんは度胸が無いですね」


「私も光真君とイチャイチャエッチしたかったな……」


「うるさい3人の尻にはこうだ!!」


 俺は優奈とシルヴィアのお尻を手で洗いはじめた。


 筆舌に尽くし難いほど柔らかかった。


 そして余った結衣ちゃんの尻には顔面を近づけていった。


 至近距離でのお尻観察だった。


「ひゃっ、こ、光真君!? 息、息がかかってるから!!」


 俺は大胆に丁寧にお尻を洗っていく。


 今日も俺は天国のような楽園のような体験をするのだった。


 あ、言っておくがあくまで身体洗いあっこだから本番はしてないぞ。


 健全な身体洗いあっこ、裸のスキンシップだからな。


 ☆


 俺と結衣ちゃん、優奈、シルヴィア、綾人は書道部の部室にいた。


 そこで新見先輩と一ノ瀬先輩が部室に入ってきた。


「やあ、みんな今日は相談があるよ」


「来月、何があるか知ってるかな?」


「え? 何があるんですか?」


「学祭だよ学祭!! 大学の一大イベント!!」


「ああ、そうでしたね……」


「ん? 結城君反応薄いね。楽しみじゃない?」


「いや、楽しみですよ。……ですが学祭って何するかイマイチ分からなくて。高校も文化祭ありませんでしたし」


 そうなのだ。


 高校時代は文化祭が無かった。


 学習発表会ならあったけど。


「お祭りだよ、お祭り」


「それで私たち書道部も何か出店とステージに出演することが決まってるんだ。みんな、何か希望はある?」


「私はワッフル売ってみたいです」


「私はメイド喫茶かな」


「私はクレープかな」


「僕はたこ焼きかな」


「おー、いいねいいね。結城君はどう? 何か希望ある?」


「……ここはバニーガール喫茶一択でしょう」


「キャー!! コウ君のエッチ!!」


「お兄ちゃん、そんなに私のバニーガール姿が見たいんですか?」


「光真君、そ、それはちょっと恥ずかしいかな」


「バニーガール喫茶なら注目集めること間違いなしだぞ。売上でも1位とれるかも。あと休憩スペースも必要だろ。メニューにワッフル、クレープ、たこ焼きを売ればいいじゃないか」


「それってメイド喫茶でも同じことできません?」


「俺はみんなのバニーガール姿が見たいんだ!!」


「変態さもここまで来るといっそ清々しいですね」


「コウ君のエッチ……」


「光真君がそこまで言うなら私もやってみようかな」


「あ、もちろん、綾人もバニーガールだからな」


「ちょっと待って!! 僕、男だよ!?」


「綾人は男の娘だからな。需要あるぞ」


「意味が分からないよ!?」


「じゃあ運営委員会にバニーガール喫茶していいか審査してもらうよ」


「で、ステージは何する?」


「それなら俺たちでバンドやりませんか?」


 俺はそう言った。




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