1.2.6 お兄ちゃんのお世話をするのは妹の役目です。いや、幼馴染の役目だよ!

 シルヴィアに書道部に入っていることを話した。


 シルヴィアに入るか聞いてみたところ


「入る」


 と即答だった。


 新見先輩と一ノ瀬先輩に聞いてみたところ新入部員はいつでもウェルカムとの事だった。


 俺と水原さんは週に2回デートをしている。


 1回目は土曜日で主に外に出て遊んでいる。


 主に観光地やデートスポットに行っている。


 2回目のデートは日曜日でおうちデートだ。


 どちらかの家で1日中アニメを見たり、ゲームしたり、読書したりしている。


 ちなみに水原さんは一人暮らしだ。


 水原さんの家に行けば2人きりになれるということだ。


 5月下旬。俺は水原さんの家にいる。


「もうすぐ3ヶ月だね。私たちが付き合ってから」


「そうだね」


「……もうそろそろ名前で呼ばない?」


「えっ?」


「3ヶ月記念で名前呼びにしようよ」


「ああ、うん、そうだね」


「……じゃあいくね。光真君」


「結衣ちゃん、好きだ」


「ふふ、光真君、私も好きだよ」


 こうして1日中イチャイチャしていた。幸せだった。


 シルヴィアと優奈との同居生活から1週間。


 朝。


「おはよう、お兄ちゃん。起きてー。遅刻しちゃうよー」


「コウ君、おはよう! あなたのかわいい彼女優奈ちゃんだよ」


 二人に起こされるのが習慣となっていた。


 その後、大学へ行き1日過ごす。


 そして大学から帰り俺は風呂に入っていた。


「お兄ちゃん、お湯加減はどう?」


 シルヴィアだった。


「ああ、ちょうどいいぞー」


「……入るね」


 え?


 そう言って全裸のシルヴィアが入ってきた。


 もう1度言う。


 全裸のシルヴィアが入ってきた!?


 シルヴィアの豊満な身体が丸見えな一糸まとわぬ姿だった。


 反射的に俺のモノがいきり立ってしまう。


「お兄ちゃん、お背中流してあげるよ」


「ちょ、何で入ってきたんだよ! お、俺もう出るから」


「まあまあまあ、お兄ちゃん落ち着いて」


 落ちつける状況じゃねえ!!


 そう言って本当に俺の背中を洗いはじめた。


 だがそのまま素直に洗ってくれるシルヴィアではなかった。


 背中の感触が柔らかいものに変わったのである。


「ちょ、何で洗ってるんだよ」


「何っておっぱいだよ。お兄ちゃんは綺麗になるし気持ちよくなれるし一石二鳥だよね」


「いやいやいや、何が一石二鳥なんだよ!?」


「次は前も洗ってあげようか?」


「ま、前は勘弁して欲しい。頼むから」


「ええーいいじゃん。男の子なら役得でしょ」


「コウ君、大丈夫? さっきから話し声聞こえてるけど電話でもしてるの?」


 優奈が心配そうな声で聞いてくる。


「だ、大丈夫だ。なんでもない」


「……入るね」


 そう言って全裸の優奈が入ってきた。


 もう1度言う。


 全裸の優奈が入ってきた!?


 優奈の豊満な身体が丸見えな一糸まとわぬ姿だった。


「二人してズルい!! 私も混ぜて、身体洗いあっこ!!」


「ここからはどちらがお兄ちゃんを気持ちよくさせるか勝負ですね」


「勝負……! いい響きね。」


 そうして俺たちは本当に身体洗いあっこをした。


 思ったことは1つ。


 女の子の身体ってどこも柔らかいんだなってことだ。


「うう……もうお嫁にいけない」


 そう言って俺は1人部屋で泣いていた。


 さすがにヤらなかったがなかなかヤバい状況だった。


「お兄ちゃん、起きてるー?」


「あなたのかわいい彼女優奈ちゃんだぞ!」


「添い寝しにきたよ」


「……今日もか。そろそろ1人で寝たいんだが」


「お兄ちゃんは妹と添い寝する義務があるのです」


「いや、幼馴染と添い寝する義務があるのです」


 そう言って本当にベッドに入ってきた。


 こうして俺はおはようからおやすみまで美少女二人にお世話される日々となっていた。

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