井戸の底


落ちて 落ちて


落ちて


落ちる 落ちた 


下には


もう なにもない


だから 上を 


見上げるだけだ


遠い 向こうに 


小さな ひかり


風を うけて


青い 空を つかむ


わたしを 誰だと

おもってるんだ


いつでも 壁を 

這い上がって

よじ登って 

立ち向かう


指さき 痛くなったって

涙が ちょちょぎれそうに

なったって


なんとしてでも

基準なみとこ

たどり着くんだ


今は 只々ただただ

井戸の底

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