【080】煙草の香りがすると嬉しくなるよう調教された少年の話
このレビュータイトル。とても悩みましたが、そこはかとなく漂ういかがわしい雰囲気をお伝えできているかしら。
信心深く熱心に教会に通う少年。ある日シスターから普段は嗅ぎ慣れない香りを感じとりました。その香りを知った少年と、気が強く負けず嫌いのシスターが堕ちていく姿が、カクヨムでも全く問題ない程度に、それでいてそれはもうたまらなく官能的に表現されているの。
一般的にはいい香りではない煙草。わたくしも少々苦手ですが、この煙草の馥郁とした芳醇な香りが漂ってくるようで。このような香りなら嗜んでみたいと思わされたわ。
煙草を吸うシスターが色気と情緒たっぷりに描かれていて、そりゃあ少年も嬉しくなるというものです。わたくしも調教されてもよろしいわね。
官能といかがわしさを全面に押し出してしまいましたが、もちろんそれだけでは推せませんの。
彼ら二人と、それを見守り続ける人々が紡ぎ織り上げる最上のラストは必見の一言。それもここまでの物語があってこそですわね。
このレビューでは「ちょっと苦手」と思う方もいらっしゃると思いますわ。ですがそれを乗り越えた時、そうそう感じることのできない世界を堪能できることを保証致しますのよ。
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