【074】深夜に読んでも安心? 非飯テロ系グルメ小説!?
非飯テロ系グルメ小説、なんて矛盾する表現は疑問に思いますよね。
それというのも、これは吸血鬼が人間の血を使った料理を食べる小説なんです。血の香りや味について食レポしています。
なので吸血鬼ならともかく、人間が読んでも食欲はそそられません。深夜でも安心ですね。
おっと、安心してください。
猟奇ホラーではありません。
料理するのは人間の料理人で、健康に影響しない量の自分の血を注射器で抜いて料理に使うんです。安全ですね。
え? ある意味もっとヤバい?
確かに、端から見れば危ない関係でしょう。
心配になるのも無理はありません。
でも、幸せそうなんですよ。
料理を美味しく作ってくれる人がいて幸せ。
作った料理を美味しく食べてくれる人がいて幸せ。
人間とか吸血鬼とか何を食べるとか関係なく、人としての不変の温かさを感じられました。
おかしなグルメ要素だけでなく、愛のお話でもあるんです。
特殊な二人の至福の一時を味わってみてはいかがでしょうか?
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