これは……やられましたねえ！　こんなのアリですか●野さん！　えっ、架空レビューコンテストで作者名は出しちゃダメ？　いやいや、ルールのギリギリを攻めてこその匿名バトルだって、例のイケメンも作中で言ってますし。

あのイベントにお一人で20作以上もの短編を突っ込んできたのも驚愕でしたが、まさかその全作がクロスオーバーするお祭作品なんて、誰が想像できます！？　シリアスなほうのキャラが完全にギャグ時空に引きずり込まれてるじゃないですか。昭和のアイドルに胸打たれたあの子や、難病と闘っていたあの子が、ドラマから現実に出てきた魔法少女と一緒に空中戦させられるなんてお遊びが過ぎますよ（←褒め言葉）。

「物語を具現化する力」をコアとして、なんだかんだで、あの怪獣との戦いがしっかりクライマックスとして盛り上がるのもニクイんですよね～。お嬢様の物語を託された作家さんがあんなキーパーソンになるとは……。例の宿敵コンビの「その後」もバッチリ見られた上に、ちゃっかり息を合わせて戦ってるのもズルい！　でもって最後はやっぱり「穴」とオレオが持ってくんですね（笑）

ていうかレビューの文字数！　書ききれない！　私にもルビ芸空間使わせて～！