302 明日は我が身
すぐ近くにある胡蝶の手。
触れたら
触れてはいけない――。
「えへへ」
胡蝶に笑い掛ける。力んでいた胡蝶の手の力が抜けた。
どうにかなると思っているわけではない。
この後、殺されるかもしれないという
タクシーが
胡蝶が伝えたのは、
怖い。それ以上に、これから起きることが楽しみで、
「またね」
胡蝶に
気分が
「ただいま」
「こんな時間までどこに……
「好きなところに
怖い――だから
「
「まじか……」
立ったままの胡蝶の
「うち
胡蝶は、
「やろうね。
「この部屋から、トンネルに
すごく
「
「使い方
「
「
「うん。
「そこのクローゼット、
「うん」
クローゼットに
「
関ケ原で、
マイナンバーカードを手渡す。胡蝶はカードを見ながら、
「
カシャッ。
「マイナンバーカードを使って、ピッて
「
「おけまる……出来た。
「
「うん。
「いつでも
「うん」
「いつでも
「うん」
なんだか、
「ここは、
「
『おい!』、『やっぱり』――
トンネルを『
「
「
五分後、
「エグいな……うちでもそこまでしいへん」
「
スマホを取り出し、
「
『うん。
スマホ
「ええ
『
「
ハニーポットとは、
つまり、
『全部、廃棄するしか無い?
「あんたが
「
「無理やわ。シュレディンガーの猫、知っとる? 観測するまでは
でも引っ掛かることがある。
つまり
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