第二話光明にも暗部というのはある②


三時限目、地政学担当は藤林典寧ふじばやしていねいである。


忍者コスチュームをして、口元を覆う黒布が彼女の艶やかさを増している。


「日本は海洋国家で、西は中国、朝鮮半島のアジア大陸、南には東南アジア、極北にはロシアがいて、極東の更なる東にはアメリカがある、つまりだ」


と、彼女は言う。


「日中同盟も夢想に近い、日露関係は少しは改善されましたが、ロシアの鉄血の女の新大統領は気がかりです、そして、日米同盟は幻想に近い、我々は第二次世界大戦の惨敗からの米国主導に日本の文化浄化作戦を許した事がありません!」


WGIP(War Guilt Information Program)とは、大東亜戦争後の昭和20、1945年からサンフランシスコ講和条約発効によって日本が主権回復を果たした昭和27年までの7年間の占領期間に、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が占領政策として行った、戦争への罪悪感を日本人の心に植えつける宣伝計画です。WGIPを取りあげたのか、WGIPが行われたのは今から約70年前ですが、決して過去の話ではありません。むしろ今でも効き目を発揮し、ますます毒性が強まっている、いわば現在進行中の話なのです。WGIPが残した毒は、政、財、官、法律、教育等あらゆる分野で、今も枢要の地位を占める人を含む、多くの日本人の思考を今も縛っています。最近も、戦後70年の首相談話を検討する「21世紀を構想する有識者懇談会」の北岡伸一座長代理が、「総理に侵略だといわせたい」などと、およそ信じがたい発言をされました。自民党の三役の一人が、「慰安婦問題は終わっていない」などと、歴史事実を知りもせず、韓国に媚びた発言をする光景には、あきれ返るばかりです。普通の国では起こりえない、自虐的な発想や、非常識な外交対応などが頻発する背景には教育などさまざまな要因があるでしょう。ですがその源流はWGIPによる洗脳にほかなりません。そしてその洗脳から日本人は解放されていないのです。


という事を言いたいのであろうか、いや、それもあるが、少し違うだろう。


覇瀬天狼は馬耳東風にそれについて聞いていた、何かの策略の禍根には出来そうとは思ってしまう、しかし、女教師は普通の男子校では若い女性はあまり雇われない傾向にある、だが、それが逆にインセルの欲求不満に繋がる懸念はあるだろう、だが、それも改善されたかは定かではないが、藤林典寧のおっぱいは美乳、Iカップある。


それの方が気になってしかたがない。

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