01話 Descent ~発端~


 荷車を引きながらフッと顔を上げると、はるか上空は一面の鱗雲うろこぐもが広がっており、こんなに穏やかな気持ちで秋雲を見たのは、きっと初めて事だろうと感傷に浸るトーヤだった。



 ここフーリン村にも四季というものがあり、勇者パーティーを追放されたトーヤがこの村に流れ着いたのは、4カ月前の本格的な夏の到来を思わせる頃だったのだが、今は目に映る広葉樹の木々もその色を赤く変え、早くも2つ目の季節が過ぎようとしていた。


 但し四季とは言えども、フーリン村の気候は日本などとは違って夏でも猛暑というほど暑くはならず、かと言って冬も氷が張ることなど絶対無いくらいに温かいそうで、晩秋に差し掛かっている現在でも肌寒さなど一切感じることなく、村人達は未だに半袖で畑作業にいそしんでいた。


 そんな村人達は、秋の主要な産物であるレンズ豆の収穫が終わったばかりだというのに、体を休める暇も無く現在は小麦播きの真っ最中となっていることから、みな疲れた表情で忙しそうに畑の中を動き回っているのだが、話によればこの状態があと半月ほどは続くそうである。


 ならばトーヤも手伝いに引っ張り出されているのかと言えば、この村に来て間もない頃にレンズ豆の種蒔きを頼まれた事があり、その時に大失敗をしてしまい農業のスキルを全く持たないことが露呈したため、幸いにも今のところは誰一人として手伝いを頼む者は居なかった。


 そうした事から、今日もトーヤは村人から譲り受けた古い荷車を引きながら、村周辺の森を目指して害獣駆除に向かっていたのだった。




 さて、このトーヤという青年だが、つい半年ほど前までは隣国の勇者パーティーに籍を置き、その中心となって数多あまたの魔王を相手に戦いを繰り返してきたのだが、元々は戦いなど全く無縁な環境に生まれ育っており、他人と争うことさえ忌避するようなタイプの子供だった。



 そもそもトーヤは、隣国の王都に店を構えるトマス商会の跡取り息子として生まれ、遠方への買付や納品のため滅多に家へ帰れぬ父と、そんな父に代わって店の切り盛りに追われて働き詰めだった母の下で、親の愛情も碌に感じることの無い幼少期を過ごしており、そんな彼の側には年老いた家政婦のタバサ1人しか居なかった。


 このタバサという家政婦は、雇い入れた時には既に高齢であったため足腰が弱く、幼いトーヤを屋外で遊ばせた事など1度として無かったのだが、トーヤ自身も最初こそ駄々をねた時はあったものの、以降は不服をとなえるような仕草すら見せる事無く、部屋の中で毎日タバサから本を読み聞かせて貰っていた。


 その本というのも、童話や伝記といった子供達が興味を示すような類のものではなく、礼儀作法や哲学書に始まり、歴史や政治学といった幼い子供には難解な書物ばかりが与えられ、それは朝に始まっては夕刻まで数年間も続けられた。


 これは、商会長である父のトマスが寒村の生まれだったため教養にうとく、ひたすら叩き上げで小さな商店を王都の郊外に構えるに至ったのだが、そこへ嫁いだ商家の娘である母のマリエッテが販路を拡大していき、遂に貴族を相手に商売を行えるまでに店を大きくしたものの、夫のトマスは相変わらず貴族の応対が苦手で商談を上手くまとめる事が出来ず、そんな夫の姿を見てトーヤの将来を案じたマリエッテが、男爵家で働いた経験のあるタバサを雇い入れて教育を任せたからである。


「トーヤ坊ちゃん。 今日はこの国の文化と歴史についてのご本を読みますね」


「はい。 タバサおばちゃん、よろしくね」


「では坊ちゃん、始めますね。 …この国では、今から300年ほど前から…」



 そんな生活が7年間ほど続いたが、トーヤが10歳を迎えた時にタバサが高齢を理由にいとまを申し出たことから、その後は家政婦を付けるのではなく算術塾へと入れられたのであった。


 礼儀作法と一般教養については、ひと通り習得していたトーヤだったものの、塾へ行くと低級貴族の子息もいれば商家の丁稚奉公も居るといった、まさにカオスとも言える状況であったことが災いし、この時には未だ相手の身分に応じた言葉の使い分けを知らなかったトーヤは、その人格形成に大きな影響をもたらされたと言える。


 と言うのも、幼少から貴族に対しては敬うことを教え込まれていたトーヤは、低級とはいえども貴族の子息達には丁寧な対応に徹し続けて可愛がられたが、同じ平民の子供達からすれば最年少でありながらご機嫌取りが上手く、上品ぶっていて貴族達からの受けも良いとなると、格好の虐めの対象とされてしまうのは仕方の無いところだろう…その結果。


「おい! トーヤ! お前、少しばかりお貴族様に気に入られてるからって、いい気になってんじゃねえぞ!」


「……」


「聞いてんのか? おい、こら、トーヤ!」


「あっ! フレデリク様、おはようございます。 今日も素晴らしいお召し物ですね」


「おい、トーヤ! 未だ俺が話してるのに、どこ行くんだ、コラ!」


「フレデリク様、お供させてくださいませ~」



 といった具合に、トーヤは平民の子達から虐めを受けそうになると、騎士爵子息のフレデリクという名の大樹の陰に隠れるようになり、フレデリクの頼みは二つ返事で快く引き受けるものの、同じ平民達からの頼みは一切聞き入れることはせず、その結果が自分に利の在るものには親切に接し、害を為す者はその一切いっさいを切り捨てるといった、10歳にして既に商人らしい人格が形成されて行ったのだった。



 そんなトーヤが12歳になった時、更に人生を大きく狂わせる事件が起こったのだった。


 事の発端は、王国内の各所にあるトマス商会の取引先のひとつから、『国の最南端に位置するテルミナスの街から程近い鉱山で、大規模な金鉱脈が発見されたらしい』との連絡が入ったことだった。


 この一報を受け、父のトマスと母のマリエッテは多大な利益をもたらす金の取引に参入するため、他の商人達よりも一足先に現地へ向かうことにしたのだが、トーヤ1人だけ屋敷に置いて行く訳にも行かず、御者と護衛2人を含めた6人で鉱山のあるテルミナスの街へと向かうことになった。



 テルミナスの街は結構な賑わいを見せていたが、金の採掘自体はやっと始められたばかりといった感じで、噂を聞きつけた鉱夫達が近隣の村や町から訪れて来ているものの、金の買い取りを目的とした商人はトマスを含めても未だ3人しか到着しておらず、契約を急ぐトマスとマリエッテは慌てて鉱山組合へと向かったのだった。


 その晩、鉱山組合から宿屋へ帰って来た両親の話によると、暫くの間は採掘された金の大半を仕入れる事が出来そうだが、今後の大商人達の動向によっては鉱山権を押さえられることも予想されるため、なるべく早い段階である程度の量を確保したいと言っており、早速明日にでも鉱山の採掘状況を見に行くとのことだった。


 翌日、朝早くに鉱山組合の職員に案内され、トーヤ達家族とその護衛は鉱山の入り口まで来たのだが、運び出されてくる金鉱石の量が思いの外少なかったようで、トーヤの両親は深刻そうな顔で坑道を覗き込みながら話し合っていた。


「ねえ、あなた。 鉱石の量が思ったよりも出てこないし、これで含有量まで少なかったら目も当てられないわね」


「そうだな、マリー。 これじゃ良くてトントン、下手をすりゃ赤字になるな。 大商人が出て来る前に鉱石での買い付けをしたが、金に精製されてから商談をすべきだったかな…」


「そうね…」


 その時だった、坑道入り口の脇にある林の方から突然騒ぎが起こり、作業をしていた鉱夫達が一斉に逃げ出し始めると、その向こうから大きな身体にワニのような顔をした何物かが、奇声を張り上げながら大勢で押し寄せて来たのだった。


 一瞬呆気にとられたトーヤ達家族だったが、最初に声を上げたのは買い付けで各地を回っており、こういった場面にも何度か出くわしたことのある父のトマスだった。


「ま、魔族だ! 魔族が森から出て来た! マリー、トーヤ、今あいつ等は気が立ってるから、何をしてくるか判らん。 とにかく、少しでも遠くへ逃げるんだ」


 そんな父の声にトーヤは慌てて走り出し、その勢いのまま馬車に駆け込むと間髪入れずに両親も乗り込んで来て、そのタイミングを待っていた御者が馬に鞭を入れたのだが、一瞬の安堵も束の間で馬車は走り出した途端、大きな衝撃を受けて横転してしまった。


 母のマリエッテは横転した際に開いた馬車の扉から外へ投げ出され、父のトマスは馬車の中に残っていたものの首があらぬ方向に曲がっており、外から聞こえた御者の断末魔の悲鳴に止む無くトーヤは覚悟を決めて、トマスが護身用に携えていた剣を震える手で抜き取ると、襲い来る魔族相手に無我夢中でその剣を振り回し始めたのだった。


 そして足掻いているうちに意識を失ってしまったようで、次に目覚めたのは事件の起きた翌朝のことだった。



 トーヤが目覚めた場所は、テルミナスの街に建てられている古びた教会の一室で、落ち着いた後にシスターから案内された教会の地下にある安置所には、見知らぬ大勢の鉱夫達と思われる遺体に紛れて、彼の両親と御者の3人が変わり果てた姿で横たわっていた。


 自分の両親に加え、何時も塾への送迎をしてくれた御者の遺体を前にしたトーヤだったが、特に取り乱す事も無く事実だけを受け止めている様子だったが、少し離れた所からその姿を窺っていた者達からは、小さな子供が気丈に振舞っているように映ったらしく、安置所にはトーヤを案内してきたシスターのすすり泣く声も響いていた。


 しかしトーヤの方からすれば、両親は時どき家に帰って来ては説教をするだけで、それ以外には特に可愛がって貰った記憶も無いし、御者はと言えば塾への送り迎えはしてもらったが会話を交わしたことも無く、その声すら昨日聞いた悲鳴が初めてだったために、3人の遺体を前にしても顔見知りが亡くなった程度の感情しか沸かず、明日からの生活をどうしようかと困っていただけであった。


 蛇足だが、最も長く触れ合ってきたはずの家政婦のタバサですら、口答えをする度に硬い定規で背中を叩かれ続けた憶えしかトーヤは持っておらず、これまでの人生で誰1人からも愛情を感じたことが無かったことから、トーヤは悲しいといった感情自体を持ち合わせていなかったと言えた。



 暫くそんな時間が経過すると、黙り込んだままのトーヤに声を掛ける一人の男の姿があった。


「君のご両親については残念だったと思う。 私が鉱山に到着した時には君の両親は既に亡くなっており、君1人を助け出すのが精一杯だった」


 その男は浅黒く精悍せいかんな顔立ちで、鍛え上げられた身体にはきらびやかな甲冑かっちゅうまとっており、 ひと目で強者つわものと分かる雰囲気を全身からあふれさせていた。


「…失礼ですが、あなた様は何方どなたですか?」


「私の名はバルトという。 国中を渡り歩いて、人々を襲って来る魔物や魔族達を討伐し続けている者だ」


「そうなんですね。 僕はトーヤという名で、両親は王都でトマス商会を経営していました…が、両親が共に亡くなってしまったので、今は身寄りの無いただの孤児ということになりますね…ハァ…」


「な、ならばトーヤ君、私のような騎士にならないか? 私から国王陛下にお願いすれば直ぐに騎士の訓練生になれるし、そうすれば住む所も食べる事も困らないだろ。 そっ、それに訓練だって簡単なものから始めて貰うように言っておくから。 なっ、そうしよう。 そうすれば君も強くなって、近い将来に両親の敵討ちも出来るかもしれないからな。 なっ」


 両親が亡くなってしまい、トーヤの身寄りが無いことをバルトに伝えたところ、何故かバルトは食い気味にトーヤへ騎士になるよう強く進めて来たのだった。



 そして、それには明確な理由があった。


 バルトが…と言うより、この国の勇者であるバルト達のパーティーが鉱山に到着した後、魔族に襲われている人々を救出するため、他のメンバー達と分かれてバルトが単独で向かった先では、確かにトーヤの両親と馬車の御者は既に亡くなっていたのだが、次に飛び込んで来た光景に、バルトは自分の目を疑うと同時に暫し茫然としたのだった。


 それは、襲い来る2体の鰐人属がくじんぞくを相手に、素人剣術で応戦している1人の少年の姿であり、しかも少年は倍以上の体格を持つ魔族2体を圧倒すらしていた。


 このバルトという男は、人々からは歴代最強の勇者と称えられており、スキルも剣聖サークレッドを習得済であるため言わば剣士の頂点を極めている訳だが、その男ですら鰐人属を同時に2人も相手をするとなれば、負ける事は無いとしても苦戦は免れないところであり、それだけ人間属と魔属の身体能力の差は大きい筈だっだ。


「な、何故なぜこの子は、これほどつたない剣技で魔族達を圧倒出来るんだ?……そ、そうか…ギフトだ。 この子はきっと…何か特別なギフトを持ってるに違いない」


 そうバルトが推論を出した時、今まで圧倒していた筈のトーヤの動きが急に悪くなり始め、戦いの形勢が大きく変わろうとしていた。


「ま、まずい! あの子の体力が尽き掛けてる!」


 バルトは慌てて戦いに参入することを決め、その右手に持つ剣で鰐人属の背中目掛けて斬りかかって行ったのだが、ここでも驚きの声を上げてしまうのだった。


「なっ、何ぃ…! 鰐人属の胴体が真っ二つだと…? 普通は硬い鱗と強靭な筋肉に邪魔されて剣が中々通らない筈なのに…」


 茫然としている暇など無く、続けてもう1体の鰐人属も簡単に一撃で仕留めたバルトだったが、暫し考え込んだ後で謎が解けたとばかりに呟いたのだった。


「そうか…この子のギフトは相手を弱くさせるんだ…きっとそうに違いない。 ならばぜひとも王宮に連れ帰って、ひと通りの訓練を施してから俺のパーティーの一員にすれば、鬼人属だろうが竜人属だろうが恐れるに足らずってことに…」


 そして希望に満ち溢れた表情で目を向けると、そこにはピクリとも動くことなく横たわったままのトーヤがおり、焦りに焦ったバルトは駆け寄るなり慌てて抱き起した訳だが、呼吸も脈も正常であることを確認して冷汗を拭ったのだった。



 


 さて話は現在に戻るが、トーヤが村を出てから1時間ほどが経過した頃だった。


 本日の目的地である北の森までは丁度半分ほど来た辺りなのだが、そこを通り過ぎようとした途端に、街道横にある林の木々が騒めくと共に辺りの動物達が騒ぎ始め、更に林の奥からは魔物の叫び声のようなものが聞こえて来たのだった。


「奥の方で何か起きてるのかな? ハァ~…気乗りはしないけど、取り敢えず行ってみるか…」


 本来、トーヤという青年は他人のために自らが行動する性格ではなかったのだが、この村に住み着いてからは居候という自分の立場を考えて、毎日のように近隣の森や林に出掛けては農地を荒らす害獣の駆除や、村人達に害を為す恐れのある魔獣などの討伐を仕方なく行っていた。


 とは言うものの、フーリン村という場所が辺境であり人口も少ないことから、村人達全てが家族のような付き合いをしていて、そんな所へ愛情というものを知らずに育ったトーヤが迎えられたことから、始めは居心地が悪く早々に出て行こうと思ったのだが、徐々にその温かな雰囲気をいとしく感じるようになり、今では村を護るという使命感に似た感情まで生まれつつあった。


 荷車を街道の脇に置いて、暫く林の中を歩いて行くと少し開けた場所に出たのだが、そこには何故か食い散らかされた数頭もの獣たちの姿があった。


「ふ~ん…これって、元々この辺りに棲んでた奴の仕業じゃないな。 厄介な奴じゃなきゃいいんだけど…っと!」


 そんな呟きが終わらぬうちに、上空から不意に襲い掛かってくる気配をいち早く察したトーヤは、大きく横へ飛び退くとともに懐から短剣ダガーを取り出し、その敵に向かって思い切り投げ付けたのだった。


『…ギィヤー!…』


 そこに現れたのは、体長が3メートルほどで背中には鳥のような大きな羽を持ち、体形がワニに酷似した如何にも獰猛そうな魔物が現れ、その左目には先ほどトーヤが投げた短剣ダガーが深々と突き立っていた。


「なんだ、ジャバウォックか…もっとヤバい奴でも居るんかと思ったよ。 でも、マァ良いや。 俺は食ったことないけど、コイツの肉は結構旨いらしいからな」


 トーヤはそんな言葉を呟いたのだが、ジャバウォックというと森に1体が棲み着いただけで、その森の動物達が半年以内に全滅するほど強力な魔物であり、討伐するためには100人以上の兵士を要するとまで言われている。


 なのにトーヤはジャバウォックを単なる獲物としか思っておらず、焦るような素振りすら全く見せるようなことはせずに、その右手に軽量長剣バスターソードをしっかりと握り締めるのだった。


 一方のジャバウォックはと言うと、思わぬ反撃を受けて深手を負ってしまい、怒り心頭といった感じで涎を撒き散らしながらトーヤに向かって唸り声を上げ、飛び掛かるタイミングを計っているような感じだった。


 そして数瞬後、ジャバウォックがひと際大きな唸り声をあげた時、トーヤの真後ろにある藪の中から別のジャバウォックが襲い掛かって来たのだった。


「後ろにもう1頭潜んでいるのは知ってたよ~っと。 先ずはひと~つ!」


 トーヤはそう呟きながら、振り返ると同時に体を低く屈み込むと、後ろから襲って来たジャバウォックに対して、下から潜り込むような姿勢でその喉元を大きく切り裂き、ほぼ同時に襲って来た正面のジャバウォックに対しても、その額目掛けて振り向きざまに剣を突き入れたのだった。


「そして、ふた~つ! …はい、終了っと」


 トーヤは街道から荷車を持って来ると、苦労しながらも2頭のジャバウォックを積み込んで、満面の笑顔で村への道を帰って行くのだった。


「最初に襲ってきた時からつがいだろうとは思ってたけど、こんなの2頭も持って帰れば村の人達は喜んでくれるんだろうな~…こんな早い時間に狩も終わるし、ホントに得したな」

 




 

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