大学1年〜 外側半月板除去手術

 大学に入ってからもバスケを続けた。

 近くに大学病院があったから、そこでちゃんと診てもらう事にしたんだ。

 右膝外側半月板損傷で手術した方が良いって事になった。1週間位の入院だったかな?


 俺の半月板は円盤状半月板ってやつで、普通の人は三日月型をしている半月板が生まれつき円盤状で、大きな衝撃が無くても傷付きやすいんだって。

 たまにそういう人がいるらしい。


 全摘ぜんてきって言って、外側半月板は残す所なくスッカリ摘出された。

 この時代って、半月板は特に必要のない物って考えられていたみたいだ。

 今では膝の大切なクッションの役目をしているから、少しでも切除部分を小さくする、出来れば切除せずに縫い合わせる手術が主流のようだけど。

 その頃はね。それは仕方ない。


 その手術も今では関節鏡手術って言って、大きな切り口を必要としない、患者にとっても負担が小さい手術で出来るけど、当時はそれも無かった。


 それでさ。

 ここからが最大の反省点だ。

 まあ、当時の医学とか情報の入れやすさとか、今とは全然違うから、仕方ないと言えば仕方ないんだけど、今なら絶対に当時と同じあやまちはしない。


 筋力が落ち、可動域も悪くなっている膝にとって、まずやらなければならない事は何?

 当時も病院で多少のリハビリはやってもらったと思うけど、それだけじゃ全然足りなかったはずだ。

 治ったと思って、たぶん1週間後位にあった水泳実習に行って海で平泳ぎの遠泳をやった。

 バスケの部活へもすぐに復帰して普通にやっていた。

 出来たんだ。もう治ったって思ってたし。


 だけどここが重要な所。

 半月板損傷は変形性膝関節症に繋がりやすい。

 傷付いた半月板を放っておく、又は切除によって関節のクッションがなくなると、数年後には関節軟骨がすり減って、


 当時そんな情報は得られなかったけど、今はその事をしっかり知っておくべきだって強く思うんだ。

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