天才の彼氏 お題 天才の彼氏
クラスでいじめにあい学校を中退し、働いて厳しい仕事にも慣れはじめた私は、もう一度学生を始めた。
夜の学校で開かれる勉強会。様々な事情でみんなここにきている。もちろん、恋愛模様も稀に窺うこともあるけれど、私には無縁。でも、気になる人はいる。
「あの。しずかさん。」
「これ」
後ろの席の男性が、前回仕事でこれなかった私にノートを見せてくれた。いつものことで感謝している。好きだといいたい。彼は年上で、無口。でも賢くなりたいってここにきている。天才って呼ばれたいらしい。かわいい。
「私がいじめで学校辞めたの知ってるよね? そにひとたち今全員行方不明なんだって」
彼になんとなく、この話題をふった
「俺が殺しました。あなたに天才って呼ばれたくて」
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