第2話 体育祭と文化祭

 さてジミ女葉月みはるの2学期が始まる。体育祭とか文化祭という青春の代名詞が待ってる。どうなる私!!


 9月3日

始業式。もう既に学校に行きたくなくなってる。どうせ5人グループでハブられるの私だもん。3人でもハブられるし、何なら4人と1人の時だってあった。


 9月16日

4月の初めに入った生徒会の会議があった。体育祭について話し合ったけど、何にも意見が出てこない。みんなは意見を出せるのに。頭の回転が遅いのかしら。


 9月20日

ついに5人グループの他4人が私を置いて食堂のパンショップに行きました。これは確定だよね。


 10月1日

そろそろ部活の代替わりの季節がやってきた。私ともう1人以外の古参メンバーは幹部になっていた。私毎回部活に行ってたのに何で。こんなに委員会とか入って努力してるのにマヤちゃんは何なりと副部長の座に就いた。そうだよね。才能だよね。


 この出来事はプライドだけ無駄に高い私の心を抉ったのは覚えてる。マヤちゃんは無駄な努力はしないタイプだった。要領がよかったのよ。でも愚直に生きても良くない?委員会に入って頑張ってる人みんなに言う。無駄にはならないからその経験を活かそう。


 10月31日

体育祭本番。生徒会の仕事で前日に午後6時まで残って準備した。体がバキバキだ。借り物競走は盛り上がったなー。告白してる人いたわ。私は死んだような目でその光景を見届けてたけど。体育祭終わってクラスラインのアルバム見たら私が写ってない写真ばっかり。だって生徒会に入ってたから本部にずっといなくちゃいけなかったもん。


 本当に私と言う人物は運の悪い人物である。リーダーシップを鍛えられる!って思って入った生徒会では重労働ばっかりだった。理不尽よね。よく頑張ったと思う。


 11月1日

ついに文化祭が始まった。私は部活の展示で忙しかった。部活の展示でもみんなはそれぞれおみくじを作る係とか外の壁の装飾係とか役割があるのに私だけない。いない存在として扱われてる!?悲しい。


 11月2日

明日が文化祭本番。ハブられるくらいならズル休みして歴史の展示会に行こうかな。もう我慢できないんだけど。別にいいよね。あ、でも成績に関わるのかな。それだともったいないよね。悩むなぁ。


 この時はズル休みすることを本気で考えてた。多分学校行事の一つだから成績に関わるのかもしれないけど辛かったら休んでもいいんだよ。ハブられて金魚のフンみたいに付いていくのも気まずいしね。


 11月3日

本番。部活の展示にはお客さんがたくさん来てくださって嬉しかった!ステージとかバンドとか観るとあー青春してるなあ羨ましい。って思っちゃう。途中からマヤちゃんと一緒に回った。やっぱりマヤちゃんだわ。


 結局文化祭には行ったのよね。この時。楽しかったのは楽しかったけど5人組と一緒にいると誰も私の話を聞いてくれなかったから途中でマヤちゃんと合流してめぐったのはいい思い出。多分トイレ文化祭とか有名だけど私はそこまでじゃなかったのよね。

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