身体は正直である
ずっと、心と身体は二つで一つだ、と思っていて、ゆえに内面だけ重視主義には疑念を抱いていた。
さて。
わたしは自分が思うよりもずっと、弱い人間であったらしい。
何か、というと、今日諸事情でケーキ屋さんに電話をし、オーナーさんと話したらひどく嫌な気持ちになり、午後から起き上がれなくなってしまったのだ。
*
「お久しぶりです。西です。ご迷惑をおかけしてすみません」
と、とりあえず言いました。
オーナーさんに「そうですね」と返されたら、頭が真っ白になってしまって固まってしまいました。その後、いくつかのやりとりのあと、お店に来て欲しい、と言われ断れなくて、承諾してしまいました。
だけど、絶対に行きたくなくて、電話を切ったあと涙が溢れて来てしまい、情緒不安定になってしまいました。彼女の声が蘇り、あの、人格否定する文言がいくつもいくつも私に降り注いだのです。
「どうしたの?」
「ご迷惑をおかけしてすみません、と言ったら、そうですねって言われたの」
「あり得ないね。思っていても言わないよね」
「お店に来て欲しいって言われたけど、行きたくない。お給料も要らないから」
「行かなくていいよ」
そんなわけで、また夫に頼りました。
「暑いから調子悪くなったんですねって言ってたよ」
まあ、何を言っても無駄だけど、自分が悪いとは思っていないようです。
本当に、戦うだけ無駄です。
「鬱症状なので勤務不可」という主旨の診断書を提出したのですが、その意味が分かっていないのでしょうね。
*
そんなわけで、本日の午後は起き上がれなくなってしまい、寝ていたのである。
今回の教訓は、自分は思ったよりもずっと弱いんだってこと。
ただ、夫には「普通は一年も我慢しない」と言われましたが。
ところで、こうも思っている。
リアルパワハラの経験はきっと、執筆活動に活かされるはず! と。
ただ、冬眠してしまうほどのストレスは抱えなくてもいいとも思っている。
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