うたかた

男尊女卑の思想

　最近のアニメやラノベのタイトルを見ていると、男尊女卑の思想が根深く残っていると感じる。これらのアニメやラノベを見ている層は、若者ではなくて、おっさんなのではないだろうか、と考えている。

「西さんち」に予約投稿した内容に「同い年の義理の妹に、おいしいお味噌汁が飲みたいから作ってもらう」という話を書いたけれど、なぜ、料理をするのは女性だと決めつけるような表現が出て来るのだろう？　義理の妹はお味噌汁を作り朝食まで作り、朝食の目玉焼きを食べた主人公（男子）は、「俺は目玉焼きは醤油なんだ」とか言う。

　シネ！

　と口汚く思いました。

　あ、いや、口走りました。

　目玉焼きなんて誰が作ってもそんなに変わらないのに「おいしくなかったら言って？」と義理の妹（同い年）は言い、主人公（男子）は、塩じゃくて醤油だ、とか言う。

　馬鹿じゃないの？

　これが理想？

　ちなみに、次男は大笑いしていて、「馬鹿じゃねー！」と言っておりました。

　お味噌汁のくだりでは「自分で作れ！」と憤るわたしに「そうだそうだ！」と言い、目玉焼きのシーンではくだらなさ過ぎて大笑いしていたのです。

「塩じゃなくて醤油なんだ」と言われたら、「じゃあ、食べるな！」とか言ってしまいそうです、わたし。というか、自分でかければいい、それくらい。

　何でもいいけど、フライパン上で、目玉焼きに味付けなんて、しないよね？　わたしはしません。料理作ったことのない人が作ったアニメかな？

　アニメもラノベもハーレム展開が多くて、「なんでハーレム展開になるの？」と次男に聞くと（いつもいっしょにアニメを見ている）、「お約束だから？」との答え。若者はハーレム展開自体には興味はないようです（たぶん）。

　ハーレム展開で、いろいろ妄想して喜んでいるのはおっさんだよね？

　おいしいごはんを作って欲しいのも、おっさん。

　ああ、馬鹿馬鹿しい。

「虎に翼」を見ていて、日本はまだこの頃とそんなに変わっていないと、悲しく思う。

　そして、男尊女卑のアニメやラノベを見ても、やはり悲しく思います。

　ちなみに、かわいそうな女の子がいきなり溺愛されて、何の努力もしないで「わたし、幸せ」とかなる物語も嫌い。

　自分の足で立って歩いて行こうよ！

　文化で男尊女卑をあおるのはよくないのでやめていただきたい。

　マジで。