変な日本語アレルギー

 性格が悪いので、けっこう、

「わたし、変な日本語アレルギーなの。仕事以外で変な日本語は読みたくない」

 と口走っておりました。

「二度見する文章、書かないでくれるかな?」とか

「メールは要点を簡潔に書いて欲しい」とか。


 あ!

 思い出しました!!

 小学校でPTAの役員をやっていたときの話です。


「頼む……! 日本語を話して欲しい、日本語をっ!」

「会議はさっさと終わらせようぜ。忙しいんだよ、わたしは!」


 ……すみません。


 自分でもよくやっていたなあって思うのだけど、当時自営業が忙しくてでも、傍目には「専業主婦よね」って思われていて、でもでもでも、いま思い返しても、ごはん食べる時間がないくらい忙しくて、その中でやっていたので、そんな暴言が(もちろん家の中でのみの発言)。


 人間、余裕がなくなると、暴言が出るものです(結論)。


 あのとき、変な日本語をいっぱい読んだなあ。

「変な日本語アレルギーなの!」とか言っていたなあ(あ、家でね)。

 丁寧に言おうとして過剰敬語になっている、というのが、一番よくあった「変な日本語」でした。


 以前、「意思疎通は諦めた」と書いたけど、意思疎通出来ないと会議進まないから困りました。

 しかも、何度も同じところをぐるぐる回るし。

 そして、送られてくるメールの「一番言いたいことは何だろう」探しゲームは大変だし。気の合った友だちと「このメールの言いたいことはなんだと思う?」と話し合いました。




 わたしにとって、「言葉」って、とてもとても大事なもの。

 だから、ときどき、その大事なものを大事に扱えない人に接すると、ぷつんと切れてしまうのです。

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