専業主婦は暇なのか?

 埼玉県の、いかにも「子育てしたことないです!」という人が決めた「子どもを一人にしない」法案が取り下げられ、ほっとしつつも複雑な思いです。

「言葉足らずで気持ちが伝わらなかった」と言っていたけれど、充分伝わったうえで、ありえない、と思ったのです。なんていうか、子どもの自立的行動と虐待を混同しているし、どんなに考えても「小学校一年生から三年生の子の登下校につきそう人」も「小学校一年生から三年生の子の公園遊びにつきあう人」も、無言のうちに母親を想定していて、がっかりです。


 気になるのは「シングルマザーは出来ない」「共働きだと出来ない」というコメントが取り上げられていること。

 いや、専業主婦だって、そんなの無理ですよ? 心が折れますよ?


 わたしはずっと在宅で働いていたので、一見専業主婦でした。

 専業主婦に押し付けられるものの、なんと多いことか!


 専業主婦はあらゆることの受け皿じゃないんです。

 人間です。

 そう、人間なんだよ。


 だから、子どもから離れている時間だって必要なんです。

 そういう意味では、仕事で離れていられる人の方がいいよねって思っていました(ごめんなさい)。


「うちはお母さんが働いているから」

 と、毎日のように遊びに来られ、時間通りに帰ってくれない子も困ります。

 専業主婦の家が溜まり場みたいになって、結構変な子もいて、「あなた、自分の子がよそで何しているか、知らないでしょう?」と思っていました。

 一番困るのは、盗み癖のある子です。

 盗み癖に関しては、困っている人は多かったです。


 だって「あなたの子ども、物を盗むから困るんだけど?」なんて、言えませんよね?


 そういういろいろを全部抱えて、送り迎え必須となり、たぶんさ、「うちの子も連れてってくれる?」が出て来るよね? 「お迎えもお願いするわ」とか「預かってくれない?」とか。

 シングルマザーだから共働きだから、たすけてくれてもいいでしょう? とか。



 繰り返しますが、専業主婦はあらゆることの受け皿じゃありません。

 いい加減にしろ!



 思い出し怒りをしてしまいました。すみません。

 まあ、わたしは実は長男が幼稚園のころから在宅で働いているので、「専業」とは違うのだけど、家族でさえも「専業」と思っていました。

 たぶん、この辺にも齟齬があるんだけど。




 専業主婦、過酷だよ。

 まじで。

 いや、わたしが向いていないだけかも。

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