つよいということ

 わたしはつよい、と書いたけれど、でもダークサイドに落ちたりする。

 すっかりわたしの一部になってしまった「死」もある。


 わたしとって、つよさとは、闇も弱さも、死をも抱えて前を向くことだと思う。

 いまのわたしの立場としては、子どもを守ることでもある。

 親は強く賢くなければいけない、とずっと思っていて、それは「自分がそうして欲しかった」という思いがとても強いからだ、と気づいた。


 それから、真実から目を逸らさないこと。

 ちゃんと、すべてを見ること。

「なかったこと」にしないこと。


 全部見て、考えて、全部受け入れる。

 それでいいんだよって言ってあげる。


 出来ないことがあってもいい。

 弱さがあってもいい。

「死」へ向かう気持ちがあってすらいい。


 いろいろなことがある中で、思い通りにならないことも多い。

 その中で、出来るだけよりよく生きていけばいい。


 よりよく、とは、自分がより幸せにいられるということ。より楽しいということ。



 自由であること。こころが。



 つよくないと、自由に生きられない。

 だって、ほんとうはレールの上を行った方が、型にはまった方が楽だから。



 でも、わたしは自由でいたい。

 こころだけは、いつでも自由でいたい。


 そんなふうにつよく在りたいと思っている。

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