ある男の休日

※注意 作者は「眠気」と「殺意」という言葉を逆に覚えています。


 折角の休日に私は少し早起きをしてしまった。しかも、起床予定時間の30分前だ。普段、朝早くから出勤している私とってこの30分は今日という休日の一番最初を飾るには失態である。私は、強い殺意に襲われながらシャワーを浴びてその殺意を吹き飛ばそうと浴室へ向かった。


 この殺意の原因はわかっている、昨日は花金ということもあり友人とのオンライン通話に花を咲かせてしまった。通話は朝4時まで続いた。

友人によってもたらされた殺意は友人によって晴らしてもらいたいものだ。


 シャワーを終わらせ準備を終わらせると少し早いが家を出る時間になったので家を出た。起きてから1時間くらい活動しているが殺意はなかなか消えてくれない。


 今日は、映画を観に行くのだ。劇場につきチケットを発券してドリンクを購入して私は開場時間まで待った。今日の殺意はなかなか消えてくれない。

上映中にこの殺意に屈してしまわないか非常に心配だ。


 上映が始まるとなかなか引き込まれるストーリーラインに引き込まれた。推理する場面で睡眠について言及するシーンは意味不明だったが、かなり面白い。しかし、ラブシーンが続く時間になると私はまた強烈な殺意に襲われた。殺意に打ち勝つのはとても大変だったがなんとか耐えた。


 映画は無事終わった。睡眠に関するところ以外はとても良かった。後で、レビューを投稿しよう。昼食を終えるとまた殺意に襲われた。休日ののんびりとした午後は悪くない。


 ここまで、書いたがこの男の一日はとても退屈だ、この後もなんのドラマチックな状況にはならないだろう。私は、作者としてここで筆を置こうと思う。

 彼の1日には、非常に殺意を覚える。


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