第22話 珍しい声が……、クマゼミ
今朝、拙宅の雨戸開けをしていたら、遠くからクマゼミの鳴き声が聞こえました。
拙宅は、千葉県北部、「北総」と呼ばれる地域にあり、30年以上住んでいますが、クマゼミの鳴き声はほとんど聞いたことがありません。
おそらく、西日本にお住まいの方の中には、あの「シャーシャーシャーシャー」という声を聞き慣れておられる方も多いのではないでしょうか?
子供のころ東京郊外に住んでいましたが、夏は熱海にあった祖父母の家に滞在するのが恒例でした。
行くと、裏山でうるさいほどクマゼミが鳴いていました。
どこか人の声にも似ている気がして、不気味に感じた記憶があります。
その頃だったか忘れましたが、クマゼミの生息域は箱根が北限だなどと聞いたような気がします。
今は、だいぶ北上してきたようです。
とはいえ、拙宅周辺では、一番多いのがアブラゼミで、そのほか、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシがいます。クマゼミはいませんでした。
余談になりますが、セミが嫌い、あるいは怖いという人は、意外に多いようです。
セミは、刺したり噛んだり、人間に危害を加えることはないのですが、なぜでしょう?
時々、やみくもに飛んできて、こちらにぶつかることがあるからでしょうか?
それとも、バルタン星人に似ているから? いえ、古すぎますね。
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