第20話 ムカデ君を救助

 諸事情で本コラムの執筆をしばらく休止している間に季節が進み、生き物たちの活動もすっかり活発化しました。

 最近のトピックス(というほどのものではありませんが)を、いくつか。


【善行表彰もの? ムカデを救助】

 最近、善い行いをしました。

 拙宅にいて、ふと台所の流しのシンクを見ると……、何と、ムカデがいるではありませんか!

 体長は12cmくらい。

 ステンレスの壁は登れないのか、右往左往しています。

 こういう時のために、常備している物があります。ポリバケツと大型のピンセット様のもの(名前は知りません。道端のクズを拾う時などに使うアレ)です。

 大型ピンセットでムカデを摘まみ上げ、ポリバケツに入れました。そして、庭の植え込みに、そっと放してやりました。

 天の上から、お釈迦様がご覧になったでしょうか? そして、困った時には、蜘蛛の糸でも垂らして下さるでしょうか? ん? カンダタが助けたのはクモだったかな?


 ところが数日後、台所から妻の素っ頓狂な声が響いてきました。何やら慌てていて、すぐに来いと言っています。

 「何事か?」と思いつつ、おもむろに台所へ行ってみると、キッチンの下の物入れから出したフライパンの中に、ムカデがいるではありませんか!

 先日助けた奴よりずっと小さく、体長5cmくらい。

 しかし、様子が変です。ほとんど動かない。だいぶ弱っているようです。

 窓から庭の草叢(雑草)に放り投げてやりました。


【ツバメが拙宅に営巣か?】

 拙宅の玄関ドアの前は2~3畳くらいのポーチになっており、上に屋根があります。

 その屋根の下側の天井には、過去にツバメが作った巣がそのまま残っています。そこでは、これまで何組かのツバメのが子育てをして、巣立っていきました。

 最近、その巣に、ツバメがいます。すでに卵を産んで抱卵しているのかは分かりません。

 もしも抱卵しているとしたら、町内の覇者いやギャング・カラスから守るため、ネットを買ってきて張らなければなりません。

 このツバメについては、今後またご報告します。


【鳥たちの、のど自慢大会】

 拙宅にいると、色々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。

■ウグイス……近ごろは「ホーホケキョ」を卒業し、「ケケケケ、ケッキョ、ケッキョ、ケキョケキョ……」です。これは、「谷渡りの声」と呼ばれるそうです。


■キジ……以前も書きましたが、今も鳴いています。まだパートナーが見つからないのか、それとも、一仕事終えて、次の相手を探しているのか……。


■ツバメ……さえずりのは、「虫食って土食って、渋ーい」。しぶーい、という所は、実際にそう聞こえるような気がします。


■ホトトギス……聞くことのできる期間はあまり長くありません。ユーチューブでさえずりを確認しましたが、ホトトギスに間違いありません。


■カワラヒワ……スズメに似ています。目立ちませんが、意外に身近にいる鳥です。単独で、「ジューイ」とさえずっています。秋になると群れて、「キリリコロロ」と優しげな声で鳴きます。


 拙宅でものを書いたりしていても、色々な鳥の声が聞こえてきて、心が和みます。



 

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