第17話 お帰り! ツバメ

 今日(3/30)、最寄駅から拙宅に歩いていると、「チュッピッ」という鳥の鳴き声が聞こえました。

 もしやと思って、周りを見回すと……、いました。

 ツバメです。

 

 もしかすると数日前から来ていたのかもしれませんが、今年初めて見るツバメです。軽快に飛翔したり、電線に2羽が仲良く留まったりしています。

 個体の識別まではできないので、同じ個体であるのかは分かりませんが、毎年忘れずにやってきます。


 鳥の渡りは自然界の不思議の一つだと、私は思います。

 ツバメの越冬地は東南アジアだと言われています。そこから何千キロも飛んで、日本までやってきます。

 ツバメは、スズメと比べても、華奢な体つきです。いったい、どこにそのような凄いパワーが秘められているのでしょうか?

 どこをどのようにして渡ってくるのか、詳しい情報に接したことがありません。調査するにしても、容易ではないのでしょう。


 日本の鳥ではありませんが、アネハヅルは、標高5000~8000mのヒマラヤ山脈を飛び越えて渡るといいます。

 また、最も距離の長い渡りをすることで知られているのがキョクアジサシです。北極圏と南極圏の間を渡り、1年間の飛行距離は9000kmを超えるそうです。

 こうした話を聞くと、鳥に対して尊敬にも似た気持ちまで湧いてきます。


 話をツバメに戻しますと、日本に到着すると、ツバメたちにとって、さっそく恋の季節が到来します。ツバメのさえずりは、「虫食って土食ってしぶーい」と聞きされます。

 しばらくは、その囀りを耳にすることとなるでしょう。


 そして、今年は拙宅の玄関の軒下に営巣するでしょうか?

 もし営巣したら、雛が生まれるころを見計らって、カラス除けのネットを設置しなければなりません。

 営巣したら、本エッセイでご報告したいと思います。

 

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