第5話 行きたくも無い喫茶店

私が……たまには、やる気を出して、飯田上司と田岡上司に

『営業行ってきまぁす!』と言うと……。



『ちょっと待ちなさい!!』と

止められる。


『聖、喫茶店行くわよ!喫茶店!』



『ええ?!あ、、、はい。』

その瞬間、私は朝からやる気が削げる。


何が楽しくて、コイツらと。



田岡上司と飯田上司はルンルンだ。


2階の喫茶店へとエレベーターで降りていく。



モーニングをみんなで頼むと、

飯田上司と田岡上司は

と勘違いしているのである。




私は、営業へ行き成績を取りたかった。だけど2人が行動を支配するので、段々と鬱っぽくなるのであった。



『聖!!子供らにご飯食べさせた?』


『あ、はい、大丈夫です。』



内心思う。

と。



いやいやなコーヒータイムが終わると、ようやく営業へ向かえる。



が、マイナスな上司が居ては

やる気も起こらない。



しかも。成績上げるためなら。

半分ちょうだい。と言うのである。



田岡上司の営業スタイルは

専門用語をまくし立てて説明するので、



お客様は、訳が分からないうちに迫力に負けて

契約するのである。いつもの事だが。



私は、第一生命に入る前、

色々な交友関係があった。だが

新人であるが故に



損害保険そんぽの免許は持っておらず。

全て飯田上司に取られてしまい



後々、交友関係の方々に文句を言われてしまうのであった。



なんだ!アイツら。』


『すみませんでした。』




『もういい。ひまわり生命に変えるから。』



『あぁそうですね!そうした方が良いですよ!あの2人は余りにも酷いですから。』



と、いわゆるをしながらも、2人の上司の前では



私は……いや。

新人みんなが、良い子ちゃんぶるのであった。

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