第3話 声かけ。
声かけとは、新人を探すことである。またはお客様を新規の方を見付けるために、、、。
車を走らせる。
場所は、職業安定所の出口付近だ。これにも縄張り的な事があり、
職業安定所の入り口付近では。声かけは禁物なのだ。
少し離れた場所ならOKという、とても職業安定所とは、曖昧な所だ。
女性をターゲットに、声かけをする。
ほとんどの人が無視する。
実際は、シビアな声かけなのだ。
とてつもなく地味な事だが。
しばらく、チラシを配りながらも、声かけを続けると、
何も知らない平和そうな赤ちゃんを抱っこした親子連れに
バッタリ会う。声かけ1人成功!
だが、赤ちゃん連れの親子は、
この2人の上司のホントの恐ろしさを知らない。
うちのグループ皆、作り笑いをするのだが。
飯田上司が、グループに入る前は優しい物腰なので
みんな騙される。
その見た目、その美しさに
逆らえず。ついついOKという返事をしてしまうのだ。
私は、いつしか2人の上司を
尊敬し出すのだった……。
『百発百中だ!すごい。』
いつの間にか。私は2人の上司におべっかを使うようになってきた。
『さすがです!すごいです!』
2人の上司は、すまし顔で私にこう言うのだった。
『経験がモノを言うわ!』
と…………。
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