第2話 意外とケチなのね?

私は、ある日の事……顔なじみの2人に呼び出された。


飯田上司と田岡上司だ。



私が、支部長に恋していた事を、知りつつも、知らないフリを決め込み、いきなり電話が入り、


急遽、2人に逢うことになった。





田岡上司は、私に甘い言葉を囁く。

『坂口支部長、居なくなるかも知れないよ?良いの?』



私は、坂口支部長に恋をしていたのだった。過去の話だが。



『坂口支部長に逢いたいです』



今、思えば。

この一言がまずかった!


私は、27歳。第一生命の研修を受けることを決意する!




それは……坂口支部長に最後に逢いたかったから。




生保レディとは、よく上司に恋をするのだ。

もちろん、田岡上司も飯田上司も



坂口支部長の先輩にあたる、、

佐々木支部長に恋をしていたのだった。



だが。飯田上司はバツイチの子持ち。見た目は、

とても美しい。元、郷ひろみの

バックダンサーをしていたらしく、



田岡上司も、飯田上司も

郷ひろみのファンクラブに入っていた。



後々、田岡上司は、浜崎あゆみのファンにもなるのだが。



恐ろしいことに、研修が終わり、試験にも合格した私を待ち受けていたのは。



坂口支部長の不倫相手への、

ボコボコにする、集団リンチにも匹敵する……



悪口を不倫相手めがけて、全員が文句を言う場面もあった。



なぜか?田岡上司と飯田上司は




坂口支部長を嫌う。



『聖!!不倫現場を撮影するから!!ちょっと手伝って!!』




まるで、ストーカーの手伝いである。私は、こんなのやりたくない!とも逆らえず。



逆らったら、支部中から

集団リンチ的な事を受けるからだ。



私は、車の中に隠れていたが。

坂口支部長に見付かった。




坂口支部長に、最後にお酌した事も、愛おしい想い出である。



そんな時に、上司に逆らえずに

をさせられた私は、、




この先、こんなことするの?




いやいや。段々と2人のに、

洗脳されていくのであった。

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