日本衰退国史 平成編 第三十章 平成30年

北海道胆振東部地震が発生しました。そしてまたこの国は計画停電するんですよ。何度も言いますがいい加減に太陽光パネルを非常用電源及び脱炭素社会の重要商品として各ご家庭に太陽光を義務設置にしてくれませんかね?北海道胆振東部地震は9月だったからよかったのである。これが12月とか2月だったら、被災者の相当数が「凍死」だよ。なのに日本人はもう一回言いますけど東日本大震災から何も教訓を学べなかったのです。見てください、この体育館の雑魚寝。実は昭和の戦前と全く光景が変わりません。諸先進国はトレーラーハウスの提供だったり、ホテルの借り上げだったりするのですが。重要なのは水で水はポンプが無いと動かないので電気が無いと水道も動かないのです。そして電気が無いと冷蔵庫の中も腐るわけです。水が無い=給水車に頼るという意味ですしお風呂にも入れないという意味です。電気は大事だよと言う意味がまだこの国の国民は理解出来てないんです。


「だから太陽光を付けましょうね、防災と言うのは日ごろの備えが大事ですよ」と言う事です。防災と言うと防災グッズばかり思い浮かべるのがこの国の貧困さの証ですが、防災グッズで本当に一番大事なのは「電気」です。いい加減に学習しろ。それどころか電気が無い→車に雑魚寝→エコノミー症候群という悲惨なルートをたどる人も居ます。避難所が貧困だから起こる悲劇です。


見逃せないのはこの地震をきっかけの泊原発を再稼働しろと言う声が上がった事です。7年目にしてもう東日本大震災の意味と意義を失ったということで歴史書に記載いたします。もちろん原発停止で北海道の電力は苫小牧の火力に電源を集中したからこのような現実になったのは事実ですが、だから電源は太陽光と言う形で分散しましょう、原子力なんて問題外ですとせず、被災生活はその場しのぎと何も進歩できないことが歴史的に証明されてしまったのです。


またもう一つ見逃せない点があります。この国とうとう「震度7」の激甚災害に慣れてしまったのです。信じられません。私たちは震度7の阪神大震災の時は戦後初の未曽有の大災害として歴史に刻まれたはずです。それが同じ平成であるにもかかわらず平成30年になると「また震度7かよ」という『地震慣れ』をしてしまったのです。


まさかと思いますが2021年に生きる我々は「北海道胆振東部地震」を忘れてませんよね?

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