日本衰退国史 平成編 第二二章 平成22年

民主党は倒産したJALに対しJALタスクフォースなどを作るなど手腕を発揮していた。私は今のコロナ禍で今度はANAがヤバいが自民がANAをどうするのか見てみたいものである。この結果によってまたしても歴史の内容は書き換えられる。だから安易に人を罵ってはいけないんだね。民主党をブーメラン芸とか笑っていたけどそりゃお前だよって。


ただし仕分け作業で言ってはいけないことを言ってしまった。


「2位じゃダメなんですか?」


本当は日本なんて2010年の時点でもう2位すら取れない科学技術力である。しかし日本国民の琴線に振れてしまったのだ。プライドだけは超1流で自分の姿もよくわかってない国民の琴線に触れてしまったのだ。


何?今のスーパーコンピューターは富岳で1位だって?もう世界は量子コンピューターの時代に移ってスパコンをたいして重要視してないよ。2020年当時で世界最強のコンピューターは中国の「九章」でこれは量子コンピューターです。だから言ったでしょ、日本は「昭和」に生きてる国だって。


「菅直人って総理の器じゃないよね」って当時言われていました。「イラ菅」とか言われてました。たしかに相手に怒りをよく相手にぶつけていた人物でした。でもそれは「この国が終わってしまう」という焦りから来た怒り、苛立ちではないのか?市民運動家出身で社民連出身の菅直人って人物は割と世間の常識を知ってるわけです。少なくても安倍や菅(すが)よりはね。この国はヤバいってことを総理という地位で嫌と言うほど知ってしまった事はもう間違いないです。


それに私達は安倍や菅(すが)を見て本当にこいつらが「総理の器」なのか、もう答えは知ってるわけです。そして公文書等の開示などで菅直人って実はすごい人って事が分かったわけです。


そしていよいよかの2011年に移ります。


それと文化。2010年時点で文化が相当劣化して握手券商法で音楽が死んでいくんですよね。社会が崩壊しきると、文化って倫理的に死んで終わっていくんです。これは歴史書に記述しておかねばならない。我々は音楽を殺してしまったのである。


さて、ここまでがかろうじて「生きて来た」日本の歴史です。


2011年からゾンビとなってしまった日本の歴史を見ていきます。


平成史研究と言うのはよく言われる事なのですが「死体観察に似てる」と言われています。死んでいく虫を見つめる子供みたいな。うじが沸いて中から食われていく虫をニヤニヤしながら見てる残酷な子供の姿そのものというか。平成史研究というのはそういう悪趣味、グロテスク趣味者の醍醐味でもあるわけです。


でも、それも滅びの美学じゃないですか?

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